2024/06/17
入試情報室より【大学の学生数ランキング(2023年度)】
2023年時点で全国には767の大学(専門職大学、省庁大学校除く)がありますが、その規模は様々です。たとえば日本大学は医学部1つ、歯学部2つを含む16学部86学科で7万人近くの学生が学んでいるのに対し、すこし特殊ではありますが神学部の単科大学である東京神学大学では2023年度の入学者数15名、総学生数が72名という規模です。(現時点では2024年度の学生数の確定値が出そろっていませんので、今回紹介する数値は2023年度の確定値となります。)
それではまず国公立の学生数1万名以上の20大学をみてみましょう。
旧7帝大は大学院生の割合も高く、総学生数も多くなっています。また国立の準難関として知られる「金岡千広」(かなおかちひろ)=金沢、岡山、千葉、広島も1万人以上の規模となっています。一方、3年前に統合した大阪公立大以外の公立大はそれほど大規模ではありません。東京都立大は9,017名、兵庫県立大は6,551名、横浜市立大は5,198名となっています。
私立大学は学生数が1万5千人以上の23大学を紹介します。
日本最大は先に紹介した日本大学。2位に2万人以上の差がありますので、簡単には順位が入れ替わることは無いでしょう。2位は早稲田。学部の改編等改革は続いています。3位は立命館。2015年に設置された大阪いばらきキャンパスに新たな建物が竣工、さらにアート・デザイン学部(仮称)の新設など拡大路線が続きます。
これから学校選びを考えている高校生は、これらの大規模大学は知名度も高く、最初に選ぶケースもあると思いますが、学校説明会やオープンキャンパスなどで、自分の興味関心や、学生生活も含めてイメージと合っているのかどうかを確認しておくべきでしょう。
<文/開成教育グループ 入試情報室 藤山正彦>