2026/03/03

中学生のための定期テスト勉強法ガイド【定期テスト攻略の基本】

 この記事では、定期テストで点数を取るための学習ポイントや勉強方法をご紹介します。定期テストは普段の学習内容の定着を確認するテストであることはもちろん、内申点にも影響するため、高校受験にも関わります。定期テストで点数を伸ばしたい人は、今回ご紹介する勉強方法をぜひ参考にしてください。

INDEX

1.勉強を始める前の準備
2.教科別アプローチと勉強法
3.暗記技術と理解を深める勉強法
4.中学生のテスト対策と勉強方法の総まとめ

1.勉強を始める前の準備

 定期テストに向けての基本的な流れについてご紹介します。まず、勉強するまでの準備は下記のような流れになります。

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1.1効果的な勉強環境の整備

 まずは普段から勉強に集中できる場所をできるだけ多く確保しておきましょう。家で勉強に集中できない場合、塾の自習室や図書館の自習スペースなどを活用するのもおすすめです。さらに、誘惑に負けないための工夫も大切です。勉強するときは、スマホ・TVなど、自分が勉強より優先させてしまうものは目の届く範囲に置かないようにしましょう。どうしても学習中にスマホを使う必要がある場合は、スマホの一部機能を一定期間ロックするアプリを使ってみるのもおすすめです。

1.2定期テストの内容確認、問題傾向の把握

定期テストの勉強を始める前に、まず出題範囲を確認しましょう。定期テストは試験範囲が明確で、通常、前回の試験後から次の試験の直前までに授業で進んだ内容が出題されます。どこまでが出題範囲になるか、ある程度予測しておきましょう。

次に、過去の定期テストを見直し、出題傾向を把握しましょう。例えば、教科ごとに「授業中のノートが重要なポイントになっている」「プリントやワーク、問題集からよく出題されている」など、よく出るパターンを分析します。テストの傾向を知ることで、「テストに出るポイント」が明確になり、それを重点的に学習することができます。

さらに、学校のノートを見返し、授業中に先生が強調していた内容や、繰り返し取り上げていた部分を思い出しながら、重要なポイントを見つけ出しましょう。こうすることで、効率的にテスト対策が進められます。

1.3定期テストの目標設定

目標を設定する際のポイントは、点数や順位を具体的に設定することです。例えば、「前回のテストで5教科合計350点だったので、次のテストでは5教科合計400点を目指す」、「英語と数学でそれぞれ85点を取れるようにする」「学年順位で30番以内に入る」といった具体的な目標を立てましょう。また、この目標設定は、将来進学したい高校の合格基準を超えるようにしておきたいところです。志望校の合格基準を意識した目標を設定すれば、定期テストで目標点数を取ろうという強い動機づけにつながります。

1.4実現可能な勉強計画の立案

 出題範囲の確認と目標設定ができたら、その目標を達成するための計画を立てていきましょう。成績アップのための計画を立てる際のポイントは、「つまずいている部分」「理解が不足している部分」「いつも点数が取れない教科や苦手分野」を重点的に組み込むこと、そして「実現可能な」計画にすることです。

「実現可能な」計画を立てる理由は2つあります。1つ目は、無理な計画を立てると計画通りに進まないことが続き、勉強へのモチベーションが下がってしまうためです。2つ目は、計画を達成することで「できた」という自信が生まれ、その自信が次の勉強への意欲につながるからです。そのため、計画を立てるときは、無理なく達成できる程度の余裕を持たせることをおすすめします。

さらに、学校で使っているテスト範囲のプリントやワークは、最低でも3回解くつもりで計画を立てましょう。定着や成績アップには教科書の例題や問題集などを繰り返し解くことが欠かせません。特に苦手分野は重点的に復習できるよう、時間配分も考えて計画に盛り込みましょう。

1.5時間管理の基本とスケジュールの作成

勉強計画を実際のスケジュールに落とし込む際は、以下の点に注意して作成しましょう。ざっくりとでも構わないのでスケジュールを立ててから勉強に取り組むと、限られた時間を有効に活用でき、自分に合った勉強法を見つける手助けにもなります。

<一日の計画の立て方>
・まずは絶対に削れない予定(学校、部活、習いごとなど)から埋めていきましょう。
・余った時間をどう配分するかを考え、どの教科をいつ勉強するか決めます。
・休憩も適度に取り入れることが大切です。リフレッシュするために、休憩時間をあらかじめ決めておきましょう。

<起床時間・睡眠時間>
・睡眠時間は絶対に削らないようにしましょう。中学生であれば17時間以上の睡眠を確保することが理想です。
・起床時間と就寝時間はできるだけ固定し、生活リズムを整えましょう。これにより、頭がより働きやすくなります。

<予備日を用意する>
・土日を丸1日勉強で埋めないようにしましょう。スケジュールを立てる際には、土日のいずれかを予備日にしておき、平日にできなかった分はその時間に補いましょう。
・予備日を設けておけば、予定通りに進まなくても調整できるため、定期テストまでの計画がスムーズに進みやすくなります。

2.教科別アプローチと勉強法

 次に、国・数・英の3教科に絞り、教科別の学習ポイントについて説明していきます。定期テスト前だけではなく、普段の学習にも意識して取り入れてみてください。

2.1数学:問題解決力を高める方法

基礎問題の重視

 数学は特に、基礎を固めることが重要です。まずは教科書や基礎問題集の問題を確実に解けるようにしていきましょう。公式や解法を丸暗記するのではなく、「なぜこの公式が使えるのか」まで理解しながら解くと、応用問題にも対応しやすくなります。また、定期テストでは用語や定義を答えさせる問題が出ることもあります。問題を解くことだけに偏らず、定義や用語も意味ごと理解して覚えておきましょう。さらに、正確さと解答スピードを上げるために、よく出る計算の答えをあらかじめ覚えておくことや、計算を簡単にできないか工夫することも意識してみてください。

理解を深めるテクニック

 間違えたところは消しゴムで消さず、赤ペンで直しましょう。そのうえで、「計算のこの部分で間違えた」「この公式の理解が不十分だった」など、原因をはっきりさせることが大切です。原因が分かると自分の間違えやすいパターンに気づけるため、同じ失敗を繰り返しにくくなります。数学は、間違えた後に分析し、次につなげる反復が成績を伸ばす近道です。
 また、数学には公式や解法のコツを知らないと手が止まってしまう問題もあります。いくら考えても進まないときは、先に答えを見て「なぜこの解答になるのか」を考えたり、解説をじっくり読んだりしましょう。そして、使う公式や解法のポイントを理解したうえで、自分で最初から解き直して再現できる状態にしておくことが大切です。

2.2国語:普段からテスト勉強の準備を

 国語は、定期テスト直前だけで伸ばすのが難しい教科です。普段から「読んだ内容を整理する練習」と「語彙・漢字の積み上げ」をしておくと、テスト勉強がスムーズになります。授業では、板書だけでなく先生が口頭で補足した要点もノートに残し、本文の重要ポイントとセットで見直せる形にしておきましょう。

「読んだ内容を整理する練習」は、まず文章読み終えた後に最初に本文全体へタイトルを付ける練習からから始めましょう。この際のポイントは、1520文字など文字数を指定して付けることです。こうすることで、長い文章でも要点を短く抜き出す力が身につきます。次に、文章の大まかな流れをつかみ、内容をポイントごとに分けて整理します。細かくなりすぎず、少なすぎないように、まずは35つに分けることを意識してみてください。それぞれを短い文で内容をまとめられるようになると、入試のような初見の文章読解でも構造が見えやすくなります。また、作文を書く力も向上します。

また、語彙力は国語の土台です。新しい言葉が出てきたらその都度、辞書で意味を確認しましょう。加えて、新聞やテレビのニュースに触れる習慣をつけると、日常の中で語彙が増え、定期テストや入試で必要な言葉も身につけやすくなります。漢字も同様に、読み書きの練習をコツコツ続けることが大切です。継続が難しい場合は、漢字検定にチャレンジするなど目標を設定すると、勉強のペースを作りやすくなります。

2.3英語:単語・文法の定着と応用力向上

 中学校の英語では、小学校で中心だった「聞く」「話す」に加えて、「読む」「書く」力も求められるようになります。そのため、英単語や英文法を計画的に覚えていく必要があります。定期テストでは、英作文や初見の長文問題が出題されることも珍しくありません。今学習している単元が何を身につけるための内容なのかを意識しながら学習を進めましょう。

また、その日に習った英単語や文法は、記憶が新しいうちに復習して定着させることが大切です。復習を習慣にしておくと、定期テスト前の勉強がぐっと楽になります。特に、不規則動詞の活用は理屈だけでは身につきにくいため、教科書や参考書の不規則動詞表から頻出の動詞を選び、原形・過去形・過去分詞形をリストアップして一気に覚えてしまいましょう。

さらに、前置詞などを理解する際は図を使うのも効果的です。前置詞が持つイメージをつかみやすくなり、頭の中が整理されるため、応用問題にも対応しやすくなります。

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3.暗記技術と理解を深める勉強法

 英語の英単語や社会・理科の用語など、中学の定期テストでは暗記が必要な内容も多く出題されます。ここでは、学んだことを効率よく定着させるための方法を紹介します。

3.1暗記術と繰り返し学習

学習した内容をしっかり身につけるには、ある程度時間をおいて繰り返し復習することが効果的です。暗記のコツについては過去にも記事が出ているので、参考にしてみてください。(藤山正彦のぷち教育学【学習と記憶 Learning and Memorization】-前編-

3.2ノートの取り方と復習のコツ

 復習に取り組む際には、授業中にとったノートを利用することが多いと思います。では、復習しやすいノートを作っていくには、どのようなことを意識していけばいいのでしょうか。また、記憶を定着させやすい復習のコツについて、それぞれいくつかポイントを紹介します。

<ノートの取り方のポイント>

・日付とページ(P)を書く
 いつ勉強したのか、また教科書やワークのどこを勉強したのかを記入することで、復習時にどこから始めればよいかが分かりやすくなります。

・余白を広く取り、整理しやすくする
 余白を広く取ることで、ノートが見やすくなり、間違い直しや気づいたことを簡単に書き加えることができます。復習時に新しい知識を書き足すことで、学習が深まり、理解が進みます。

・表やグラフはフリーハンドでも正確に描く
 表やグラフはフリーハンドで正確に書く習慣をつけると、理解が深まり、テスト本番でも素早く書けるようになります。

・見出しは位置をそろえる
 単元名や問題番号は、毎回同じ位置・同じ書き方で書きましょう。ノートを見返したときにどこに何が書いてあるのかが一目で分かりやすくなります。

・色は基本2色で書く
 色は基本的に黒で書き、重要な箇所や間違えた部分は赤で目立たせましょう。

・間違えた問題は必ず解き直し、理由も書く
 間違えた解答は消しゴムで消さず、どこを間違えたのかが残る形にしておきましょう。正しい答えは赤で書き、間違えた理由も短くメモします。理由を書くことで、同じミスを繰り返しにくくなり、弱点を意識しやすくなります。

・見開きで使い、学習内容が変わったら次のページに移る

ノートを見開き1セットとして使うことで、学習内容が整理され、流れを追いやすくなります。学習内容や単元が変わったら、ページの途中でも次のページに移りましょう。

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<復習のポイント>

・宿題はできればその日のうちに始める(遅くとも翌日)
授業で学んだ内容は、時間が経つほど忘れやすくなります。内容がまだ新しいうちに宿題に取り組むと、それ自体が復習になり、学んだことが定着しやすくなります。

・授業ノートを活用して宿題を進める
授業で間違えた問題は、宿題でも同じように間違えやすいものです。ノートに「どこで間違えたか」「なぜ間違えたか」「正しい解き方」を残しておくと、見直しながら進められます。授業で気づいたポイントも思い出せるので、理解が深まり、宿題も効率よく進みます。

・間違えた問題は何度もやり直す
間違えた問題をそのままにしていても、実際のテストや入試で点数を取ることはできません。復習では「わかる」で止めず、「できる」状態になるまで繰り返し解き直しましょう。

・暗記事項は覚えているかどうかの確認をする
単語や用語、漢字など覚えるべきことは多いですが、大切なのは「覚えたつもり」で終わらせないことです。たとえば、単語の意味をノートを見ずに答えられるか試すなど、定着度をこまめに確認しましょう。こうしたチェックを重ねることで、記憶がより確実に定着します。

4.中学生のテスト対策と勉強方法の総まとめ

 今回は中学生の定期テスト対策について紹介しました。定期テストは、ただ漠然と勉強するのではなく、出題範囲・傾向を把握し、目標を設定し、実現可能な計画と自分に合った時間配分・スケジュールを立てて臨むことが重要です。さらに、集中できる環境を整えることや、授業内容をこまめに復習する習慣、学校や塾の課題に計画的に取り組む姿勢も、点数アップにつながります。自分の学習習慣を見直して少しずつ改善を続けていけば、定期テストだけでなく、その先の高校受験にも余裕をもって取り組めるようになります。

フリーステップでは、定期テスト対策として各生徒の目標を設定し、目標点にあわせてS-CUBEというシステムを活用しながら、試験日から逆算して年間・授業単位のカリキュラムを作成しています。さらに、カリキュラムの進捗や、各回の授業が定期テストの目標点に対してどの程度達成できているかを、各学校の定期テストを分析し、作成したLapテスト(授業の理解度確認テスト)で途中確認していきます。

また、授業だけでなく家庭学習・自主学習のサポートツールとしてもS-CUBE が機能します。例えば、デジタルLapテストではスマホやタブレットなどの端末で実施できるので、学習場所を選びません。またLapマスター(解説動画)では、各Lapテストの解説だけでなく、その単元の解説も見ることができます。塾だけでなく、自宅でも学習できるサポートのおかげで、学習内容の理解・定着が、より一層を高まります。

カリキュラムやLapテストの進捗は、My Step Log(マイステップログ)で生徒・保護者・担当講師・教室チーフの4者がいつでも確認・共有できるようになっており、定期テストに向けて万全の準備と環境で対策を進めています。

以上のことも参考にしながら、定期テストでの点数アップを目指しましょう!

<文/開成教育グループ 個別指導統括本部 教育技術研究所>