2021/09/06
【中学生対象】定期テストの勉強の仕方
定期テストで点数を取るための学習ポイントや勉強方法について説明します。
定期テストは普段の学習の理解を図るテストであることはもちろん、高校受験の合否にも大いに関係していきます。
今回ご紹介する勉強方法は、定期テストで点数を伸ばしたい人にとってはぜひ参考にしてもらいたいと思います。
【定期テスト攻略の基本】
まずは、定期テストの学習の取り組み方について説明します。
Point1傾向把握 ~定期テストの内容確認~
次のテストの出題範囲を確認します。定期テストは試験範囲が明確です。試験範囲は原則、前の試験範囲の後から試験日程の直前まで学校の授業で進んだところ、になります。ですのである程度、どこまでが出題範囲になるかが予測できるのです。
次に、前回の定期テスト問題を見直しがあまりできていない人は、教科ごとに「授業中のノートがポイントになっている」、「プリント、ワーク、問題集から多く出題されている」などの分析をします。これはテストの傾向を調べるだけでなく、テストに出るポイントはどこなのかを見つける作業です。「テストに出るポイント」=「身につけるべき重要なポイント」です。ここが、今回の定期テストの範囲で把握できれば、同じように教科書に書かれているところ、学校の先生が強調したところを重点的に学習することで、効率の良いテスト対策を進められます。さらに学校のノートを見ながら、先生が授業中に強調していた部分はどこか、授業で時間をかけて何度も取り上げていた箇所はどこか、を思い出しながら重要なポイントを探していきましょう。
Point2目標決定 ~受験に備える~
目標を決定するポイントは、点数や順位の目標を少し厳しめに設定することです。
たとえば、「前回のテストが5教科合計350点だったので、次の定期テストでは5教科合計400点を目指す」、「英語と数学は85点を取れるようにする」といった具合です。そしてその目標設定は、将来進学したい高校へいくのに必要な定期テストの点数をこえているようにしておきたいです。志望校へ行くのに必要な目標設定ができれば、定期テストで目標点数を取ろうという動機付けにもつながります。
Point3計画を立てる ~できるようになるまで復習~
出題範囲の確認と目標決定をしたら、目標をクリアするための計画を立てて、実行にうつします。成績アップをするための計画を立てるポイントは、「つまずいている部分」「理解が不足している部分」「いつも点数が取れない教科や苦手分野」に関して重点的に取り組むようにすることです。
次に、優先順位を考えて取り組むことがポイントです。必ず出題される箇所は先に復習する、理解している得意な分野は目を通す程度であまり時間かけないといった具合です。
そして、学校で使っているテスト範囲のプリントやワークは3回解くつもりで計画を立てるようにしましょう。人は何かを学んだとき、1日後には約7割程度忘れてしまうといわれています。そのため問題集を3周して繰り返すことは、科学的に見ても成績アップのためには重要なことなのです。
定期テストに向けた学習習慣はついていますか?
定期テストの点数アップをするためには、普段の学習習慣をよりよくすることが望ましいです。その学習習慣を細かく分けると、学習の質、学習の量、学習の効率に分かれます。これら学習の質・量・効率のそれぞれを向上させることが、学習の習慣改善となります。
現状のみなさんの学習習慣を確認するために、チェック項目を用意しました。定期テストに向けた学習習慣がついているのか下記の項目でチェックをしてみましょう!
こちらのチェック項目で、できていない項目については今後の改善ポイントです。
定期テストの成績アップのためにも、学習習慣を一つひとつよりよくしていきましょう。
フリーステップでは定期テスト対策に対して各生徒の目標の設定を行い、目標点にあわせてS-CUBEというシステムを利用して試験日から逆算し年間単位、毎授業単位のカリキュラムを作成しています。
カリキュラムの進捗、毎回の授業において定期テストの目標点に対してどの程度達成できているかを過去の各学校の過去問から作成されているラップテスト(授業の理解度確認テスト)で中間計測していきます。
ラップテストは定期テストに対する予想問題になるため、スマートフォンなど各種モバイル端末で視聴できる解説動画を自宅で授業の復習として視聴してもらい、電子版ラップテストで解きなおして学習したことの定着を図ります。
カリキュラムやラップテストがどの程度進んでいるかはMy Step Log(マイステップログ)で生徒、保護者、担当講師、教室チーフの4者がいつでも確認・共有できるようになっており、定期テストに万全の準備と環境で対策を行っています。
以上のことを参考にして定期テストで点数アップを目指しましょう!
<文/開成教育グループ 個別指導統括本部 教育技術研究所>