2021/10/11

小学校と中学校の違い~中学生になるキミへ~

新中学生としての心構えをお伝えします

小学生が中学1年生に進級したとき、学校生活や授業のやり方など小学校と中学校の違い(学習面・生活面・人間関係など)になじめないことを原因とした、いろいろな問題が皆さんの前に立ちはだかります。

中学校に入学すると目新しいことがたくさんあります。いろいろな小学校から生徒が集まり、担任もクラス担任制から教科別担任制へと切り替わります。クラブ活動も本格的となり、慣れないことばかりで不安に感じ、そのさまざまな変化に戸惑ってしまうこともあるかもしれません。

皆さんがそんな変化から生まれる多くの壁に悩まされないよう、今回は小学校と中学校の違い、そして新中学生として持つべき心構えをお伝えいたします。

小学校と中学校の大きな違い

1.定期テストと学校成績(内申点)

中学生になると、授業内容はもちろん、授業時間も今までと変わってきます。1年生の1学期の学習内容は、中学校で学習する内容の全ての基礎になるため、最初から一切手を抜くことはできません。

中学校では学期ごとに、中間テスト・期末テストといった「定期テスト」が実施されるようになります。早い中学校では、5月の連休明けくらいに最初の定期テストに臨むことになります。小学校と比べると教科数も増え、難易度も上がるため計画的な対策が必要です。

・定期テストって何?

中学校で年5回(学校によっては4回)実施されるテストです。テスト期間(2日~3日)は授業が行なわれず、1日に23教科のテストが行なわれます。

・定期テストの結果で、何が決まるの?

定期テストの結果は、学校成績(内申点)に直結します。学校成績は、定期テストの結果・出席日数・提出物・授業態度などによって決まりますが、この学校成績の中で最も大きな割合を占めるのが定期テストです。

・学校成績(内申点)は重要なの?

とても重要です!公立高校入試での、「合否を判定する総合点」に占める内申点の割合は、3割~5割です。つまり内申点は、入試当日のテストと同じくらい重要なのです!1年生の最初の定期テストから高校入試が始まっているのだと意識しましょう。

2.増加する学習量

中学生になると、学校の学習単元は増加し、内容も小学校と比べて高度になります。そのため定期テスト対策や入試に向けた実力養成には、小学生の頃の学習時間のままでは全く足りなくなります。定期テストの範囲は、教科書4050ページ分になる場合もあり、教科書以外のワークやプリントもテスト範囲に入ることがあるため、定期テストで点数を取るためには早くから準備をして、計画的に学習量を確保する必要があります。

3.忙しくなる毎日

中学校では学習時間を増やす必要があるだけでなく、クラブ活動などもあるため、小学生の頃のように自由に使える時間が圧倒的に少なくなります。意識的にスケジュールを立て、メリハリのある中学校生活をおくりましょう。メリハリをつけるには、下記の1日のスケジュールのように、家に帰った後すぐに机に向かって宿題に取り組む、テスト前は夜更かしせず早起きして1時間ほど勉強に取り組むといったことをしておくと理想的です。

小学生と中学生の違い_スケジュール.jpg

4.宿題は計画的に

小学生の頃とは異なり、中学校では宿題が毎日出されるわけではありません。その代わり、「次の授業までにこの問題を解いておいてね」といった宿題が教科ごとに出されることがほとんどです。自分でどんな宿題があるのか、いつまでにやらなければならないのかを管理することが大切です。どの教科から始めるか、どのくらいのペースで休憩をはさむか、何時までに終わらせられそうかなども考えて計画を立てましょう。

例えば、疲れてくると思考力が下がり、やる気が低下するので苦手な教科から順番に終わらせるようにしましょう。小学生の間は担任の先生がほぼすべての教科の指導を行いますが、中学からは教科ごとに担当の先生が違います。それぞれの先生によって宿題の量や小テストの頻度など指導方針が異なるということも知っておきましょう。また宿題の出し方も小学生の間は担任の先生が、例えば「明日までに算数の〇〇ページをやっておくこと。」という形で宿題が出されるのに対して、中学からは先ほど述べた通り、各教科の担当の先生がそれぞれ「次の授業までに〇〇ページをやっておくこと」と宿題を出します。他の教科でどのような宿題が出されているかまでは把握していないため、時には複数の教科からたくさんの宿題が出されることもあり得ます。「次の授業までだから明日やればいいや」で後回しをした結果、他の教科の宿題や小テストと重なって宿題の提出ができなかったということが無いようにしましょう。宿題・提出物は学校成績(内申点)にもかかわります。必ず提出
できるよう計画的に進めていきましょう。

小中学生の違い.jpg

中学生の心構え10カ条

①中学生としての自覚を持つ。

②目標を持ち、計画を立て、実行する。

③自分のスケジュールに責任を持ち、行事日程や提出物の期日を常に把握しておく。

④学校の授業をまじめにきちんと受ける。

⑤塾の授業は、遅刻・欠席なく、真剣に受ける。

⑥塾の学習内容の復習は非常に大切。たとえ15分でも毎日必ず実行する。

⑦宿題は出されたその日もしくは翌日に必ず終わらせる。後日に持ち越した結果、他の教科の宿題の期日や小テストと重なって結局やらなかったということが無いようにする。

⑧テスト類はきちんと整理し、間違えたところは必ず解きなおす。

⑨読書は全ての学習の基本。読書習慣を身につける。最初は短い時間からでよいので、毎日決まった時間に読書をするという習慣づけをしていくこと。

⑩学習・クラブ活動に関わる人間関係を大切に育む。

中学入学までにやっておきたい学習ポイント【数学&英語】

最後に中学入学までにやっておきたい学習ポイントを本当は5教科全部伝えたいのですが、量が多くなるので、数学と英語だけまとめておきます。

数学

・小学校で学んだ四則計算に抜けがないか確認しよう

小学校で学んだ四則計算で、特に小数や分数の計算については計算方法・計算のきまりをもう一度しっかり確認し、中学校の授業をスムーズに受けられるよう準備しておきましょう。

・長さ・面積などの数量や割合に関する計算を正しく行えるようになろう

これまでに1m=0.001km1mg=0.001gなどの単位の変換や、速さ・割合などの身近な数量の計算について学習してきました。これらの考え方は、中1の文字式の単元では全員理解しているものとして進められます。この時期に十分に復習しておきましょう。

英語

・小学校で学んだ基本文法や慣用表現を復習しよう

中学英語ではbe動詞・一般動詞から一気に入ります。そのため中学校スタート時に小学校での習熟度が大きく影響します。中学入学前に復習しておきましょう。

・小学校で学んだ重要基本単語を覚えておこう

小学校で学習した語(600700語)に加えて、16001800語程度の英単語を新たに学習することになります。小学校で履修済みとされる英単語は積み残しせずに小学生のうちに覚えておきましょう。

5教科すべてに言えることは、中学校の学習内容を理解するためには、小学校で学んだことの理解が不可欠であるということです。これらの中学校に向けた学習準備をスムーズに進めるために、フリーステップでは中学準備用カリキュラムを小学6年生の3学期に実施し、小学校の復習はもちろん、中学1年生の1学期で学ぶ単元(英語:be動詞・一般動詞、数学:正負の数)も先取り学習していきます。

<文/開成教育グループ 個別指導統括本部 教育技術研究所>