2023/12/18
【受験に向けての不安を解消!】中学受験ガイダンス~受験準備回~
近年、中学受験は隆盛であり、2023年の中学受験生は首都圏では5~6人に1人、近畿圏でも10人に1人とリーマンショックなどで落ち込む前のピークである2008年を超える勢いになっています。
「中学受験をしたいけど、何をしたらいいのか分からない」というご家庭や、「中学受験に向けて勉強はしているけど、このやり方でいいのだろうか」「第一志望は決めたけど、それ以外の学校をどうやって決めたらいいのかな」というご家庭など、中学受験を志す方の中には不安も多いはずです。
この記事では、中学受験を志すご家庭が気になるポイントを取り上げていきます。
中学受験のメリット
中学校は義務教育ですので、別に受験をしなくても進学することはできます。しかし、現在これだけ多くのご家庭が中学受験をしているということにはどのような背景があるのでしょうか。
まず、ごく基本的なところから説明すると、一般的には「受験して入学する中学」は中高一貫の6年制の学校です。一貫校の特徴としては、高校受験が無くその分部活や行事に打ち込めることであったり、中学から高校への分断が無いので連続性の強いカリキュラムで学習できることであったりが挙げられます。
また、受験を通して入ってきた生徒さんたちですから、ある程度初期の学力が揃っているので、学校側も独自のカリキュラムでスムーズに進めることができるのです。学力が揃っていることと、中高一貫6年制の教育であることを活かして、進学校などでは勉強の速度を上げていくことが可能になっています。地元の公立中では中学3年間で習う内容を、中高一貫校では約2年で終わらせて中学3年生からは高校内容に入るという進め方もよくある例と言えます。こうした学習カリキュラムの違いは、進学実績に表れます。つまり、ねらった層のねらった教育を受けられる・期待する進学を実現しやすいという点がまずはメリットと言えるでしょう。
学習面以外にも、設備面などでも差があります。見学に行くと、学校がとても綺麗で驚いた、やる気が出たというお話もよく耳にします。6年間も過ごす環境ですから、快適であることに越したことはありません。ここもメリットと言えます。
そして、中学受験はお子様にとって、ある目標をもって自ら勉強や長期間の努力をする初めての経験になることも多いです。小学生のうちにその経験ができることはお子様にとって素晴らしいことであり、挑むことそのものにもメリットがあると言うこともできます。
受験準備を始める時期について
受験する学校によって様々です。難関大学の附属中学校や全国でも名前の知られているようなトップ層を受験される場合は、間違いなく小学4年生から始めることをお勧めします。4年生から始めることで、5年生までに6年生の範囲を修了し、6年生の1年間受験に出てくる応用問題の学習に充てることができます。一方で、志望校や入試方式によっては5年生や6年生であっても遅すぎることはなく、5、6年生から受験準備をして合格された方もたくさんいらっしゃいます。
学校も入試方式も多様であり、あまりかしこまる必要はないと言えると思います。興味はあるけど......というご家庭はまずはガイダンスをご覧になってみてはいかがでしょうか。
「中学受験ガイダンス~受験準備回~」について
こちらのイベントは、1月13日(土)に配信される、その名の通り、中学受験に対しての準備・心構えをお伝えするガイダンスです。既に受験を決定している方にも、中学受験を検討中の方にも、中学受験とはどういうものか、中学受験がお子様の将来にどう影響するかといった、上の項目で触れたようなメリットもより詳しく、志望校・併願校の選び方、科目別のポイント、フリーステップでのサポートなどについてイベント内でお伝えします。
中学受験は高校受験や大学受験と比べて、受験生だけでなく保護者様の労力が大きいように感じます。特に情報収集については、小学生が自ら調べることは難しく、保護者様が調べて、お子様に伝えるという事が多いはずです。保護者様もご多忙な中でご視聴いただくことが多いと思いますので、ガイダンスは極力分かりやすく短く2本にまとめてあります。ガイダンスを見た後にはいつまでに何をするかといったところまで手が届く作りになっていますので是非ご視聴ください。
<文/開成教育グループ 個別指導統括本部 教育技術研究所>