2023/12/04
いち早く受験勉強のスタートを切ろう!「大学受験準備ガイダンス」に迫る!
2025年からの新課程での共通テスト開始をはじめとし、今、大学入試には様々な変化が起きています。情報が錯綜する中で、どのような対策をいつ頃から始めれば、第一志望合格につながるのか不安ではないですか?
大学受験勉強の開始時期を調査すると、高校2年生の夏休みから高校3年生前半が特に多いと言われていますが、大学入試の変化とともに年々早期対策の重要性が上がってきています。
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高校2年生から受験対策を始める理由
受験対策において大事なのは、適切な時期に適切な学力を身につけていることです。これを逆算的に考えると、高校3年生の冬には、志望校の過去問で合格最低ラインを越えている状態を作れるようなペースが必要ということです。
高校受験を経験した人は思い出してみてほしいのですが、中学3年生の冬休みには過去問対策をしていませんでしたか? 高校生で学習する内容は、当然中学生よりも難しい上に、量も多いのです。早めに対策を始めないといけないことがイメージできますね。受験学年になってからまとめて復習では間に合わないおそれがあるのです。
大学入試の多様化
【年内入試】という言葉を聞いたことはありますでしょうか。いわゆる一般選抜(学力試験で合否を決めていくタイプの入試)ではない、「推薦」タイプの入試のことですが、実施時期が高校3年生の9月~12月であるため【年内入試】と呼ばれています。この【年内入試】による入学が年々増加しています。
2016年度入試と2022年度入試を比較すると、総合型が特にその割合を増していて、ついに入学者数ベースで見ると一般選抜以外による入学者数が全体の半分を超えました(それでも一般選抜が最大数であることは留意しておきましょう)。
実施時期の早い入試が増加しているということは、対策も早めであることが必要で、志望校決定などに関してはもっと早めに動かなければならないということです。
また、一般選抜に関しても、大学入試改革に伴い知識だけではクリアできない読解問題や記述問題、資料問題が増加しています。受験を乗り越えるために必要な力が増え、対策に要する時間がより多く必要です。また、世の中全体の動きとしても、大学受験に向けて早くから対策を始めている生徒は増えていますので、高校3年生になってから始めるのでは相対的に遅いと言えます。
様々な意味で大学受験対策を速めに開始した方が良いということが分かります。現代においては、身近な先輩からの体験談だけでなく、SNSや動画コンテンツから「早期学習が必要である」ということは伝わりやすくなっているのではないでしょうか。
「大学受験準備ガイダンス」について
そんな、不安も大きい大学受験に対し、整理した情報を元に受験生に入試の必須知識や最新情報をお伝えしやる気を上げてもらおうというイベント「大学受験準備ガイダンス」が2024年1月28日(日)にオンラインで配信されます。▼イベント概要はこちら
2023年度最新の共通テストをもとに、今後何をしていく必要があるのかを新高3生つまり現在の高2生にお伝えします。
今から何をしていけばいいのかといった具体的な行動への落とし込みや、現在の英語の速読力を計測するというちょっと楽しい内容も入っています。大学受験勉強スタートのきっかけとなる重要な機会にしてほしいと考えています。理想通りスタートすることができている方はさらなる飛躍を、そうでない方には仕切り直してスタートしようという、モチベーションを上げることができるガイダンスです。
大学入試が変化していることは事実で、この事実は「昨年までと違う」「自分のころとは違う」といったように周囲の大人たちも不安にさせますが、大人たちの不安は受験生本人にとっての不安とは違いますよね。だからこそ、受験生本人のための情報整理が必要で、それによって必要以上に不安がらず、危機感は持って欲しいけど今から諦めたり志望校を下げたりする必要は全然ないんですよ、一緒に頑張りましょうということが伝わってほしいです。
受験本番までの時間は受験生にとって平等ではありますが、その時間の中で何をするかは受験生みなさんの知識と行動で変わります。受験は相対的に強みや求められる力を伸ばせるかどうかで合否が決まります。逆に言うと、受験勉強だけでなく、部活動などの課外活動や、友人・ご家族とのかかわりを含む、ご自身が今頑張っていることを受験に活かせる可能性があります。そういったご自身の可能性をたくさん考えながら努力を続けてほしいと思います。知識を増やす、今後の計画を立てる、モチベーションを上げるなど、この「大学受験準備ガイダンス」を最大限ご活用ください。「時間は有限、努力は無限」。応援しております。
<文/開成教育グループ 個別指導統括本部 教育技術研究所>