2021/12/20
【高校・大学受験生】入試直前期の過ごし方
いよいよ受験も間近に迫ってきました。入試が近づいてきた中で、疑問点や不安に思うことがでてきているのではないでしょうか。そこで、今回は、受験生の皆さんが入試直前期において疑問に思うことを、Q&Aの形式でお答えしていきます!
Q.過去問を解いているのに、なかなか点数が上がらなくて困っています。
何かやり方を変えたほうがよいのでしょうか?
間違え直しノートを作成しましょう!
過去問題を解いた後、過去問題の見直しだけしているということになっていませんか?ただ単に過去問を解いて、その問題を見直して終わりというだけでは、しっかりと実力アップさせるには不十分です。おすすめの方法は、過去問用の間違え直しノートを作成することです。以下のポイントをおさえながら過去問をフル活用できるようにしていきましょう。
□間違えた問題をノートに記入(もしくは、コピーして貼り付け)して、
その問題を間違えた理由をメモしておく。
□過去問を解いた結果からわかった <弱点単元><課題点><克服する方法>を記入する。
□分からなかった英単語・英熟語、数学の公式や解き方、国語の現代語といった
暗記事項や知識内容をまとめる。
Q.受験に対する不安な気持ちから、睡眠不足になっています。
どうすればよいでしょうか?
リズムを崩さないように!
睡眠が不足すると体調不良になりやすいですし、注意力や集中力も低下していきます。受験前で勉強しないと...という気持ちはわかりますが、体調管理をする、学習効率を上げるという点で、睡眠時間の確保は重要です。睡眠は深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」というサイクルをおよそ90分おきに繰り返しています。そのため、理想的には7時間半程度の睡眠をとることがよいでしょう。ただし、人によって体調に合う適切な睡眠時間には誤差があるといわれていますので、自分に合った睡眠時間を見つけておきましょう。
そして、毎日の寝る時間と起きる時間を固定にして決まったリズムを身体におぼえこませることも大切です。たとえ調子が良くて勉強が進むというときであっても同様で、寝ると決めた時間には必ず就寝してリズムを崩さないようにするようにしましょう。受験生の皆さんは、入試当日の起床時間に合わせて普段から起きる時間と寝る時間を決めておくとよいでしょう。
Q.スマートフォンをついつい触ってしまう時間が多くて
何とかしたいとは思っているのですが、どうすればよいでしょうか。
ルールを決めて、目につく場所に置かない!
まずは、スマートフォンを目につくところには絶対に置かないようにしておくというのが鉄則です。勉強をする上で必要のないものは机の上はもちろん、目につく場所にはおかないようにしておきましょう。
そして、使う時間は1日5分まで!といったようにルールを決めておきましょう。また、SNSは受験直前期のあいだは一切見ないと決めておくのもよいでしょう。SNSは一度見てしまうといつの間にか長時間眺めていた...ということになりやすいです。
Q.受験の前日までに、これはやっておいたほうがよい!
ということはありますか?
おすすめの準備は3点!
受験当日、最大限の実力を発揮するための準備をしておきましょう。具体的には次の3点をやっておくのがおすすめです。
①受験会場までの道のりと公共交通機関の時間を調べておく
自宅から受験会場までどのようなルートでどれくらいの時間がかかるのかは事前に調べておき、余裕を持って会場に到着できるように何時の電車に乗るかなどの予定を決めておきましょう。また、万が一入試当日が悪天候などで交通機関がトラブルを起こしていた際も、どのように対応して会場へ到着するかを想定しておくと、慌てずにすみますよ。
②受験票などの持ち物をチェックしてそろえておく
入試当日に必要な持ち物は本番の数日前には準備できるように取り掛かり、受験前日にはそろっている状態にしておきましょう。受験票や筆記用具といった必須のものはもちろん、次にあげるものも持ち物としてもっていくとよいでしょう。
□常備薬や痛み止め(体調を崩したときに備える)
□当日試験前に確認するノートや参考書(間違え直しのノートや暗記モノが有効)
□休み時間中にとれる軽食(チョコレートなど糖分補給用)
③温度調節が可能な服やアイテムを用意しておく
準備しておく持ち物として、先ほど取り上げたものに加えて、温度が調整できるアイテムを準備しておくとよいでしょう。冬に行われる入試では、試験会場内の部屋の空調や座席の位置によって、感じる温度が大きく異なる可能性があります。そのため、使い捨てカイロやカーディガンといったものを持ち物として準備しておき、自分にとって適温の状態を保てるようにしておくことをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。入試直前期は皆さんが受験に向けて不安な気持ちが出やすい時期です。今回のQ&Aを参考にして、万全の状態で受験に臨めるようにしておいてもらいたいと思います。また、悩みや不安なことがあれば、フリーステップの学習プランナーや授業担当の先生にも積極的に相談をしてもらい、自信をもって入試本番を迎えられるように過ごしていきましょう。
<文/開成教育グループ 個別指導統括本部 教育技術研究所>