2024/01/22

【中2生・高2生必読!】受験生の心構え~"受験生になる"とは?~

 今年4月から受験学年を迎える中学2年生・高校2年生の皆さんへ、受験生の心構えについて紹介します。

さて、早速ですが質問です。皆さんにとって、受験生になるとはどういう状態だと思いますか?「えっ、受験学年=受験生ではないの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、受験学年になっても、受験に対する心構えや日々の勉強に対する向き合い方が伴っていないと「受験生である」とは言えません。

そこで、今回は受験生の心構えをチェック項目方式で紹介します。当てはまるものが何個あるかチェックをつけながら読んでいってください。

①行きたいと本気で思う志望校が決まっている

目標となる志望校が決まっていますか。何となくではなく、「ここへ行きたい!」と心から思える志望校であればあるほどベストです。その志望校選びが、受験勉強の意欲につながるからです。

②受験に必要な勉強道具をそろえている

受験勉強をするにあたって、必要なものはそろっていますか。「受験科目すべての今の時期にあった参考書・問題集」「お気に入りのシャーペンと消しゴム」「各教科別のノート」などは一通りそろえておきましょう。

③勉強に集中できる場所がある

塾の自習室、図書館の自習スペース、自宅の机、リビングなど、自分にとって集中しやすい空間や場所はありますか?少なくとも1つ、できれば2つ以上集中できる場所があると、気分を変えて勉強をすすめることができるので良いでしょう。

④勉強する場所に気が散るものは置いていない

誘惑となるものが周りにあると、集中力が奪われます。スマホや漫画、趣味のものなどついつい気になってしまうものは目の届くところには置かないようにしましょう。

⑤1週間で何をやるかの計画を立てている

1週間で何の勉強をすすめていくのか具体的に決めていますか。「教材Aのp.20~40まで」や「英単語は毎日20個覚える」などの計画目標を立てましょう。

⑥1日のスケジュールを前日の夜までに決めている

明日のスケジュールは決めていますか。いつから何をやるか決めるスケジュール表を前日の夜までに作成して、翌朝起きたらすぐ実行に移せていますか。

⑦スキマ時間に何の勉強をするか決めて実行している

通学時間や学校の休み時間、家に帰ってからのちょっとした空き時間などで何の勉強をするか決めていますか。英単語の暗記や歴史の一問一答など、短い時間でも可能なことを用意して実行できていますか。

⑧模擬試験を受けた後、自分自身の課題を分析している

まず、大前提として塾内や学外の模擬試験は定期的に受けているでしょうか。そしてその模擬試験を受け終わった後、どこが出来て、どこが出来なかったのか課題点の分析をすぐに行っていますか?自分自身の課題点がわかっている状態にするには模擬試験をしっかり分析して復習することが効果的です。

⑨勉強できないことを周りのせいにしない

勉強でわからないことがあったときや、テストの結果が悪いときに、問題集や学校の先生のせいにしていませんか。人やモノを変えることは難しいですが、自分自身を変えることはできます。「なぜ、わからなかったのか?」「なぜ、テスト結果が悪かったのか?」を素直に原因分析して改善できる心構えが、成績を伸ばす受験生に多いです。

⑩やる気に甘えず、毎日勉強をしている

やる気に満ちているときだけではなく、やる気が出ないときにも勉強ができる習慣がついていますか。誰しもやる気が出ないときはあります。そんな場合でも、毎日学習する習慣がついていることが"受験生である"といえます。「やる気が出ないときは、得意な科目もしくは英単語の音読暗記をする」といったように、やる気が出ないな...という日は何をするかと決めておくのがおすすめです。

 

皆さんチェックはできましたか?

910個:すでに受験生です!この調子で受験勉強に励んでいきましょう。

68個:受験生としての心構えはかなりできています。あともう一歩!

5個以下:受験生としてはまだまだこれからです。今すぐできることから受験生としての心構えを一つ一つできるようにしていきましょう。

受験生としての心構えがまだまだであったと痛感した人は、今日からできることを実践していきましょう。受験生の1年は長いようで短いです。1日でも早く受験生としての覚悟を持って日々を過ごして行けるよう応援しています!

<文/開成教育グループ 個別指導統括本部 教育技術研究所>