2025/04/21

中学生のための効果的な英語勉強方法

 大学入学共通テストの影響を受けてか、中学校の定期テストでも長文化や初見の英文が出題されることが増えてきました。今回は定期テストに対応する力を養うための、英語の効果的な勉強方法について紹介します。

INDEX

■英語の基礎を固める方法
 ・単語を効率的に覚える方法
 ・文法を身につける勉強法
 ・音読を活用した英語の勉強法
■英作文と長文読解スキルを高める方法
 ・和訳と英訳の練習方法
 ・長文読解のポイントを押さえる
■リスニング力とスピーキング力を鍛える学習法
 ・中学生向けのおすすめリスニング・スピーキング練習
 ・毎日取り組めるリスニング・スピーキング教材
■効率的な学習スケジュールとテスト対策
 ・効果的な定期テスト対策の進め方~2週間前まで~
 ・効果的な定期テスト対策の進め方~2週間前から~
■中学生のための効果的な英語勉強方法に関するまとめと総括

 

 中学生が英語を効果的に学習するためには、 「インプット(覚える)」と「アウトプット(書き出す・話す)」をバランスよく取り入れることが重要です。多く見受けられるのが、インプットばかりでアウトプットの練習をせず、いざテストに挑んでみると、単語や英文が書けない、といった事象です。これを防ぐためには、要所で確認のために小テストを入れていくことが重要です。

 

■英語の基礎を固める方法

 英語の力を総合的に伸ばしていくためには、「聞く力(リスニング)」「読む力(リーディング)」「書く力(ライティング)」「話す力(スピーキング)」の4技能をそれぞれ伸ばす必要があります。

 この中で、特に定期テストで重視しておきたい項目が、「リーディング」と「ライティング」です。まずはこの2つを伸ばすために、単語(語彙)と文法(構文)を身につけることから始めていきましょう。単語と文法が英語を学習していく上での基礎・土台となります。

単語を効率的に覚える方法

 英単語暗記は、基本的には自分で「書く」「読む」といった行動をもって覚えていく必要があります。ただし、定期テストに向けた限られた時間の中で、11つの単語に時間をかけていては、到底テストに間に合いません。ここでは定期テストに照準を合わせた英単語の工夫した覚え方を紹介していきます。

前学年までの単語を覚える

 まずは、現在、中学3年生であれば2年生までの英単語を、2年生なら1年生まで、中学1年生なら小学5年・6年で学習した英単語を覚えておく必要があります。これをしておくことで、新出の単語も今まで覚えてきた単語に関連させて覚えやすくなります。具体的には前学年の教科書やワークに載っている単語を覚えられているかチェックし、覚えられていないものは、きちんと覚えなおしましょう。

英単語を「かたまり」や「セット」で覚える

 単語を1つずつ覚えるのではなく、似た意味の単語のセットやフレーズで覚えていきましょう。

 例えば、「持つ・運ぶ」に関連させて「take, bring, carry, hold」をまとめて覚えたり、「学校」という場面に関連させて、「school, class, study」などの単語を覚えたりするといったことです。また、lookを使ったイディオムのlook at, look for, look afterなどの意味を比較しながら覚えることも効果的です。

 他には、反対語も合わせて覚えていくことも効果的です。例えばeasy(易しい)とdifficult(難しい)をセットで覚えておけば、空所補充問題でも役立ちます。「it is easy for him to climb the mountain.(彼にとってその山を登ることは容易だ)」という文章は「it is not(difficult) for him to climb the mountain. (彼にとってその山を登ることは難しくない)」へと、ほぼ同じ意味に書き換えることができます。

目と耳を使って記憶する

 テストで書けることを前提にすると、単語は書いて覚えるものというイメージがつきがちですが、「書く」だけでなく「読む」と「聞く」も合わせることで覚えやすさ、そして忘れにくさは格段に上がります。単語を書いて覚える際には「目」で追いながら、「口」で発音して「耳」で聞くことも合わせて、覚えていきましょう。

「分散学習」で忘れにくく、定期的にテスト形式でチェックする

 短期間に詰め込むのではなく、数日おきに復習すると記憶に残りやすくなります。また、その復習の間隔を次第に空けていくことで、長期的な記憶になりやすくなります。例えば1日目に単語を20個覚えた場合は、翌日、3日後、1週間後と少しずつ間隔をあけて、同じ単語の復習をしましょう。大事なことは、1回で完璧にせず、忘れそうなタイミングで(間隔を空けて)復習することです。また、この復習は、テスト形式で行うと良いでしょう。たとえば、日本語を見て英単語を書く、いわゆる単語テストがこれにあたります。英単語を見て、意味(日本語)を答えることも合わせて行っておきましょう。

文法を身につける勉強法

 英文法は理解=定着(テストで解ける)というわけではありません。テストで解けるようになるには「理解演習実践定着」のステップで学習することが重要です。

【理解】文法の基礎を「ざっくり理解」する

 まずは、文法のルールを簡単に理解することが大切で、最初から細かいルールを暗記しようとはせず、ざっくり理解するようにしましょう。いきなり問題を解くことはなかなか難しいので、まずは、「基本の形+例文+意味」を覚えましょう。教科書やテキストの例文を見て、基本的なルールを確認し、説明を読んだ後は、基本ルールや例文を声に出して読んでみると良いでしょう。

 現在進行形を例に挙げると、「基本の形はbe動詞 + 動詞のing形で、例文はI am studying English now. ポイントは、今していることを表す」といった感じで簡易なもので構いません。この単元では、疑問文・否定文の形も併せて覚えておくのがよいでしょう。

【演習】基本文を「書いて・話して」使う

 【理解】で読んで覚えたものを、演習を通して、使えるようにしていきます。まずは、穴埋め問題に挑戦しましょう。穴埋めができて、なぜその答えになるかの説明もできれば、基本ルールの理解はOKです。次に、主語や動詞を変えて、もしくは肯定文を否定文や疑問文に変えて練習をします。これがきちんとできれば【演習】は完了です。

【実践】問題をたくさん解く

 【演習】が終われば、【実践】のステップです。この【実践】こそ点数に一番つながりやすいのですが、実は、一番抜けてしまいがちなステップなのです。【実践】では和文を英文に変換したり、そもそも「現在進行形の英文を使用するのか」を判断してから英作したりと、総合的な問題で練習していきます。

 例えば、「彼は英語を熱心に勉強していますか。」という文を英語で書く際、頭の中で「""が入っていないが、勉強"している"かを聞いているので、これは現在進行形だな」と判断し、He is studying English hard.と答える、といったようなことです。また、ただ問題をたくさん解くだけでは効果が薄くなります。問題をたくさん解くこと自体には大きな意味がなく、「自分が正解できない問題を把握し、それを正解できるようにしていくこと」に意味があります。間違えた問題があれば、きちんと解説を読み、なぜ間違えたか理解し、もう一度解き直しましょう。その際、再度間違えれば、もう一度解説を読む、もしくは文法や単元の基本ルールの確認(ステップ12)に戻りましょう。

 さらにこの解き直しに「■単語を効率的に覚える方法」で紹介した分散学習を用いるとより効果的です。どのような文法問題が出ても対応できるように「実践」を繰り返すことが「定着」への近道となります。

音読を活用した英語の勉強法

 英語の基礎である「単語」や「文法」を習得するには「書く」ことが必要不可欠ですが、何度か紹介したように「読む」「聞く」を合わせて行うことで、その効果は上がります。

 むしろ何度も繰り返すことは、「読む」「聞く」の方が優れています。小学2年生で九九を覚えたとき、「ニイチガニ、ニニンガシ、ニサンガロク、...」といったある種、呪文のように覚えたことでしょう。

 このように何度も繰り返して発音し、耳で聞くことで単語や文法の長期記憶は容易になりますし、例文を何度も発音することで、英語の語順も自然と身につきます。11つの単語や文法の意味を理解しながら例文を読むことができれば、次はリズムよく読めるように、さらにはスラスラ読めるように、スピードアップを図っていきましょう。

 

■英作文と長文読解スキルを高める方法

 「英作と長文読解ができる」状態というは、「ライティング」と「リーディング」の目標ともいえる状態です。この完成形をめざすため、それぞれの対策方法を伝授していきます。

和訳と英訳の練習方法

 英語の勉強において 「和訳」と「英訳」 は、英作文と長文読解の両方を強化するのに役立ちます。どちらもバランスよく練習することで、英文の構造を正確に理解し、適切に表現できる力がつきます。

では、それぞれの練習方法をお伝えします。

和訳

 和訳において大事なのは次の3点です。

①文の構造(主語・動詞・目的語・補語)を意識する
 基本である単語を覚えておくことは当然のことですが、文が長くなってくると、単語の意味が分かっていても、うまく訳せないことが出てきます。そのような時は、文の形を正しく把握するため、主語と動詞、それ以外と区分することで解消していきましょう。
例えば、「The book that I bought yesterday is very interesting.」という文に対しては、主語「The book that I bought yesterday」、動詞「is」、補語「very interesting」と判断します。

②文構造を意識して区切る
 さらに長い文が出た際は、「意味のかたまり」に分けると理解しやすいことが大半です。例えば、「If you want to improve your English skills, you should practice every day.」という文であれば、前半の「If you want to improve your English skills,」と後半の「you should practice every day.」で分けて考えてみましょう。

 そうすると、前半は「もしあなたが英語のスキルを向上させたいなら」、後半は「毎日練習すべき」と分けて考えることできるので、長い文でも和訳しやすくなります。

英訳

 英訳においては「日本語をそのまま英語にしようとしない」「正しい語順で英語を書く力をつける」「使える「型」を身につける」の3点が重要です。

日本語をそのまま英語にしようとしない
 問題文をそのまま英語に変換しようとすると、どうしても知らない単語や表現が出てきてしまいます。まずは自分の知っている単語や表現で言い換えられないかを考えましょう。

正しい語順で英語を書く力をつける
 日本語の語順に引っ張られず、英語の語順で正しく書けるようにするには、英語の基本の語順である主語+動詞+αという順で書くことが重要です。英訳問題だけ英訳するのではなく、和訳した英文を再度英訳してみる、というのも良いでしょう。なお、語順が自然と身につくためには、「書く」だけでは足りません。「■音読を活用した英語の勉強法」で前述したように、繰り返し「発音」して定着させていきましょう。

使える「型」を身につける
 テストによく出る型を身につけておくことはとても有効です。

I think that A is better than B.(私はBよりAの方が良いと思います)」や「I would like to.(私は~したいです)」など使いやすい型を覚えておくと良いでしょう。

there is(are).(~があります)」の構文は忘れがちですが、英作文に限らず頻出です。

長文読解のポイントを押さえる

 初めに触れたように、定期テストで初見英文が出題されることが増えています。そこで長文読解のポイントについて説明しておきます。

事前準備:基礎力を固める

 「長文読解ができる、問題が解ける」というのは英語のテストにおいて一つのゴールと言えるでしょう。当然ながら、いきなりゴールを目指すのは非常に困難です。まずは教科書に載っている単語や熟語、文法を暗記し理解することが大前提です。中学生の長文においては、受動態や現在完了、関係代名詞、不定詞・動名詞などが設問として問われることが多いです。このあたりはしっかり単元理解しておく必要があります。それぞれがどのような意味で、どのように使われるかを再確認しておきましょう。

評論文読解のコツ

 評論文であれば大半の構成が、「主張→本論(具体例)→結論」という流れになります。そこで、まずは全体の流れをつかむため、タイトルと各段落の最初の文を読み、大まかな内容をつかみましょう。

 例えばタイトルが「A Trip to Kyoto」であれば「京都旅行について」の文章を予想でき、第2段落の初めに「"Last summer, I visited Kyoto with my family.」とあれば、この段落では「去年の夏に家族で京都に行った」ことを話しているはずです。その際に、「日付・名前・地名・数字」があれば、印をつけておくと良いでしょう。これは、その部分を問われる可能性が高いからです。

 また、設問文を先に読んでおき、「何が問われているかを確認しておく」ことで、必要な情報を取りこぼしにくくなります。

 そして、重要となるのが、「意味がわからない単語があっても止まらずに読む」ことです。それ以外の単語が分かっていれば、大まかにはとらえることができるので、不安にならずに読み進めましょう。文章が長くなり、問題が難しくなるにつれて、わからない単語が出てくることは、だんだんと当たり前になってきます。ですので、むしろ「わからない単語がある中で読み進める」ことに慣れておきましょう。

会話文読解のコツ

 会話文ではまず、問題の冒頭やリード文からシチュエーションをくみ取りましょう。駅や学校での会話なのか、はたまた誰かの体験談なのか、会話文の題材を把握した上で、内容を読んでいきましょう。

次に、誰の発言なのかを常に確認しておきましょう。

A: Excuse me. How can I get to the station?
B: Go straight and turn right at the second corner.
A:(        )
B: No, it's about five minutes on foot.
A: Thank you very much.
B: You're welcome!

上の例文は、駅のへ道案内というシチュエーションで、Aが初めに尋ねてBが答えるという構図です。Aの2つ目の発言が空所になっていますが、Aが尋ねている側で、Bが「No, it's about five minutes on foot(いいえ、歩いて5分ぐらいです)」と答えているので、「ここから遠いですか?(Is it far from here?)」といったようなことを聞いているのではと推測できます。

 

■リスニング力とスピーキング力を鍛える学習法

 リスニング力とスピーキング力は、定期テストという観点からすれば、重要度はそこまで高くないことが多いです。それでも、初めに説明したように、英語の力を総合的に伸ばしていくためには、「リーディング」と「ライティング」に合わせて「リスニング」「スピーキング」の4技能をそれぞれ伸ばす必要があります。ここからはリスニング力とスピーキング力を鍛える学習法について説明していきます。

中学生向けのおすすめリスニング・スピーキング練習

 初級編、中級編、上級編と紹介します。リスニングやスピーキングにおいては、とにかく継続が大事です。知識とは違い、一朝一夕で伸びるものではないので、短い英文からで良いので、毎日続けていきましょう。

【初級編】

 リスニングに苦手意識がある方は、まずは短い文章を「聞く真似する」を繰り返しましょう。聞こえた音と同じアクセントで発音することを意識してください。その際、発音も意識しながらリピートすると、リスニング力がアップします。まずは短い例文のスピーキング・リスニングから始めましょう。

【中級編】

 初級編ができれば、次のステップです。次は、音声を聞きながら、少し遅れてマネして話してみましょう。イントネーションやリズムを意識すると良いでしょう。最初はスクリプト(台本)を見ながら行い、慣れたらスクリプトなしでやってみましょう。英語版の映画やアニメなどを見ながら、セリフやフレーズを真似するのも効果的です。

【上級編】

 中級編までクリアできれば、定期テストレベルであれば問題なく聞き取ることができるでしょう。ここからさらに高みを目指す方は、聞き取った英文の要約を行うと良いでしょう。入試を見据えてリスニング力を強化したい方、英検®3級以上をめざしている方は、このような練習や後述のELST®のような4技能対策のアプリを併用して学習していきましょう。

毎日取り組めるリスニング・スピーキング教材

 前述したように、リスニングやスピーキングは継続することが大事です。この教材として、身近なものでいえば、「教科書」でしょう。教科書には二次元コードがついているかと思います。これを毎日聞くことでも、大いに練習になります。

 ただし、「継続すること」は忙しい日々の中では難しい方もいるでしょう。また、「定期テストでは知っている単語・英文ばかりのリスニングだから大丈夫だが、リスニングの実力があるか心配」という方もいるでしょう。そんな方は英検®やその他資格試験にチャレンジするのも一つの手です。例えば、英検®は小学生から社会人まで、累計約1億人が受験している日本最大手の英語検定試験です。「聞く」「読む」「話す」「書く」といった4つの技能の能力をバランスよく測ることのできるテストで、日常会話から社会的な題材まで受験者のレベルに応じた幅広い話題を対象にしています。

 フリーステップの英検®対策講座では、ELST® (イーエルエスティー)というアプリと個別指導の授業を併用させて行います。ELST ®とはAIによる自動採点でリスニング・スピーキングの力を集中的に強化する、英語4技能の学習アプリです。5級から準1級まで対応しており、1次試験のReadingWritingListening2次試験のSpeakingListeningの対策が可能です。また、英検®の各級ごとの語彙と例文が様々な方法で学べる単語学習も搭載しています。このELSTに個別指導を組み合わせることで生徒一人ひとりに合わせた英検®対策を実施しています。

※「英検®」は公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です

ELST®は株式会社サインウェーブの登録商標です

ELST®の自動採点機能は、サインウェーブ社独自の採点基準で英検®の採点基準とは異なります

ELST®内のコンテンツは、公益財団法人日本英語検定協会の承諾や推奨、その他の検討を受けたものではありません

AI自動採点について公益財団法人 日本英語検定協会による如何なる監修も指導も受けておらず、採点の品質について同協会から認められたものでは一切ございません

 

■効率的な学習スケジュールとテスト対策

 定期テストを攻略するには、定期テストをゴールとして逆算し、「いつまで何を学習するか」を決めることから始めます。定期テストは年間で45回ありますので、各テストでおおよそのテスト範囲を予測しておき、いつまでに「問題集を完成させる」や「●●の単元を復習する」という短期目標と立てていき、スケジュールを作成します。

 また、テスト自体がどのように作問されているか、も重要です。例えば、ノートや授業内容から4割・問題集から4割、応用問題2割などです。とはいえ、まだ学習していない単元をどこまで進むのかを判断することは、容易ではありませんし、その上でスケジュールを組むことは、どの単元が重要(テスト頻出)かを判断する必要があります。ましてや、各テストがどのように作問されているかを自身で見比べて判断することは並大抵の理解度では難しいでしょう。

 フリーステップでは、これまでの全生徒の学習ログから各学校の定期テスト範囲を割り出すことが可能なSCUBEというツールがあります。また、My Step Log(マイ ステップ ログ)という機能では、一つひとつの授業の理解度や進捗管理から、各教科の要対策(苦手)単元、定期テストの予想点数、これまでの成績推移にいたるまで、管理することができます。また、学習プランナーが生徒それぞれの進捗状況や単元理解度を定期的に確認し、必要に応じて学習計画を調整します。

0421MSL.jpg

 ここからは、フリーステップで行う効果的なテスト対策を、テスト2週間前までと2週間前からに分けて説明していきます。

効果的な定期テスト対策の進め方~2週間前まで~

 毎年中学生だけで約8,000人以上にお通いいただいているフリーステップでは、前述したように、My Step Logに全生徒の学習ログが蓄積されています。これにより、各教室チーフが学習プランナーとして、テスト範囲を予測し、テストまでの日程から生徒の目標点や理解度に合わせたカリキュラムを作成します。

 また各授業の終わりには、全国の定期テスト分析より作問されているLapテストとよばれる確認テストを行い、理解度チェックを行います。これにより、各授業・単元のどこを苦手としているのか、つまりはどの単元の復習を優先すべきかを蓄積していくことができます。どの定期テストも範囲は広いでしょうし、多くの中学校では、テストの直前まで授業が進むことでしょう。当然ながら、テスト範囲の授業が終わってから、「どこを復習しようか」と考えだすと間に合わなくなります。

 フリーステップにはMy Step Logがあるので、これを解消できるというわけです。さらには、この復習以外にも、テストの予想問題や、より実践的な問題に取り組むために、テストの2週間前にはテスト範囲の授業が終わるように、カリキュラム作成と進捗管理を行います。これで、生徒は余裕を持って、テスト2週間前を迎えられます。

効果的な定期テスト対策の進め方~2週間前から~

 いよいよテストが近づいてきました。とはいえ、まだテスト範囲は出ていないでしょう。「テスト範囲が出るのを待ってからテスト勉強を追い込むぞ!」とどれだけ意気込んでいても、テストまでに十分な対策ができない方が大半でしょう。

 フリーステップではMy Step Logがあるので、テスト範囲が出ていなくても予測できていますし、復習しておくべき苦手単元も、生徒それぞれで割り出されています。テスト2週間前からは、それぞれの苦手単元の復習を進めましょう。そして、テスト1週間前になれば、いよいよテスト範囲が出ることでしょう。フリーステップの塾生であれば、ここでテスト範囲の膨大さや出題単元の難しさに焦ることはありません。むしろ、さらに磨きをかけるため、テストの予想問題に挑戦していきます。フリーステップは、通常授業用でもそうですが、テスト直前対策にもオリジナルの専用教材を用意しています。このように、テストという目標から逆算してスケジュールを組み、カリキュラム通りに勉強することで、効果的なテスト対策を進めることができます。

 

■中学生のための効果的な英語勉強方法に関するまとめと総括

 英語の力を総合的に伸ばすには、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能をそれぞれ伸ばす必要があります。また、それぞれ技能を伸ばすためには、インプットとアウトプットのどちらも重要です。特に単語や文法などの基礎知識であっても、アウトプットをおろそかにせず、バランス良く取り入れて、効果的な英語の勉強に取り組んでください。もちろん、本日紹介した方法以外にもたくさんの勉強方法があり、どの勉強方法が合うかは人ぞれぞれです。

 他にどんな勉強方法があるか、自分にどんな方法が合うか、気になった方は、ぜひお近くのフリーステップを訪ねてみてください。必ず、一人ひとりに最適な、それぞれの地域や中学校の特徴を踏まえた勉強方法を提案します。

 

<文/開成教育グループ 個別指導統括本部 教育技術研究所>