2021/01/11
高校受験生に贈る【入試直前期の過ごし方】
受験を控える中学3年生のみなさんに入試直前期の過ごし方を、主に私立高校入試前の過ごし方として、『主要教科の対策』と『生活面』からお伝えします。あと少し、確実に点数をあげて合格を狙っていきましょう!
主要教科の対策
ポイントは次の2点です。
・過去問題をやりこもう!
・知識・演習の総チェックをしよう!
それぞれ詳しくみていきましょう。
過去問題をやりこもう!
全科目過去問題を徹底的にやりこんで、問題に慣れることはもちろん合格点に向けての「あと◎点」をどの科目・単元でとっていくかしっかり考えて残りの時間を有効に使ってください。過去問題を使った具体的な勉強法は12/7配信の「高校受験生に贈る【過去問題集の使い方】」を参考にしてくださいね。
知識・演習の総チェックをしよう!
一度解いた問題集を使って、重要語句のチェックや短い問題を中心に再確認をしていきましょう。
さらに余力がある場合は『英語、古文の長文に慣れておく』ようにすると本番焦らずに点数も安定しやすくなります。
ここで注意しておきたいことが一つ。入試直前期に避けたいことは『自信をなくすこと』です。難しい問題ばかりを解いて「解けない...」と自信をなくすよりは「できた!」という手ごたえを持つことが大切です。できていないところを克服するのももちろん大切ですが、演習→知識の確認→演習→...と繰り返し、一つずつ克服している実感をつけることで自信をつけていきましょう。最後に各科目の「合格につながる自信」をつけるちょっとした対策を掲載しましたので心配な科目はぜひ採り入れてみてください。
〇合格につながる自信をつける科目別対策
・英語(知識確認編)
英語であと5点から10点伸ばしたい人におすすめの対策です。長文のみの高校の場合は単語の確認を中心にするといいでしょう。
(1)愛用の単語集で毎日決めた数の単語を確認する。
(2)愛用の文法語法問題集を全てやりなおしてみる。
・英語(長文編)
毎日長文問題を最低1題は『読む』ようにしましょう。ここでポイントとなるのは、初見の文章ではなく、今までに勉強したことのある長文を読みなおしてほしいということです。これにより単語・文法・構文の復習ができる、一定量の文章にふれることができる、「読める」という手ごたえで自信をつけることができる、といいことづくし。さらに音読をすると英文のリズムがわかるようになるので、新しい文章にチャレンジする際にも活きてきます。
・国語
まず古文の対策は英語の対策と全く同じと考えてください。単語や文法などの見直しと今まで読んだことのある文章を毎日1題読むことをおすすめします。現代文については、高校により差はありますが、漢字の読み書き、文法、文学史が知識部分にあたります。特に漢字の読み書きについてはほぼ必ずどこの高校でも出題されますので、毎日一定語数の確認をするといいでしょう。
・数学
おすすめは短時間(10分~15分)でよいので毎日一定量の計算問題を解くことです。出題の多い少ないは関係ありません。計算ができるのは「計算問題で確実に得点する」だけでなく、「計算問題後の考えて解く問題に時間を割く」ことができます。さらに、そういった考える問題の中でも速く、正確に計算ができることで確実に点数が積み上がります。受験は総合点が大切!解いた問題は確実に点数につながるように計算力も毎日研鑽しましょう。
・理科、社会
これらの科目は他の3科目以上に知識問題の比重が高いため、重要語句に漏れがないように徹底的に復習しましょう。ただし、全範囲を行うのは効率的ではないため、志望校の出傾傾向と自身の過去問題の解答結果から「重点単元」を決めて、単元を絞って見直すといいでしょう。
フリーステップでは冬期講習後~私立高校入試の間も入試直前期の授業の中で、過去問演習を通して苦手な単元や出題形式を生徒別に洗い出し、重点的に入試対策を行います。また、追い込みとして受講教科、内容、授業回数、時間割を比較的自由に設定できる講座も任意で利用できますので、こういった対策の中で「あと1問」をとるための本番に向けた最終調整を行っています。
生活面
睡眠・食事・感染予防の3点に注意
当日万全に力を発揮するために、なにより大切なのは体調管理です。不安が増すにつれてそれが体調に影響することもあります。いつもベストの状態で勝負に挑めるとは限りませんが、できるだけ万全に受験を乗り越えられるよう体調面にも気を配りましょう。
生活習慣チェック
□寝る時間と起きる時間を一定に保つ(夜型勉強から朝型勉強への切り替えも行う)
□食事をしっかりとる。できるだけ栄養のあるものをとるよう意識してみよう!
□帰宅時には手洗い、うがい、手指消毒を欠かさない
□人と接触するところではマスクを着用する
□体調が悪いときは無理をしない
□不要な外出は控え、換気を定期的に行う
新型コロナウイルス対策としては以下の厚生労働省のHPの『感染リスクが高まる「5つの場面」』を確認し、自分の生活をあてはめて、特に注意しなければならない場面がいつか、ということを認識した上で感染予防に努めましょう。
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html