2021/01/25

【中高生対象】3学期学年末テストのココに注意!

今回は中学生、高校生のみなさんに、学年末テストに向けての勉強での注意点を紹介します。

学年末テストはテスト範囲テスト直前の授業進度の変化に注意!

1年を締めくくる学年末テスト、いい結果で終わって、気持ち良く次学年を迎えたいですよね。

学年末試験は普段の定期テストと異なり、注意点が2つあります。

テスト範囲

1つはテスト範囲についてです。学年末テストは1年間の総まとめのテストとして位置付けられているため、この1年間で学習した内容すべてがテスト範囲になる場合もあります(もちろん、今までの定期テストのテスト範囲と同様、前回の定期テスト後の学習内容から学年末テスト直前の学習内容までをテスト範囲とする場合もあります)。

しかしながら、1年間の内容すべてがテスト範囲になる場合でも、多くの配点(半分以上)は前回のテスト後に進んだ内容が多くを占めることがほとんどです。 したがって、テスト勉強の内容は直近2か月ぐらいに学習している内容が中心になりますので、優先的に必ず行うようにしましょう。

高得点を取りたい人はさらに1学期中間テスト、期末テスト、2学期中間テスト、期末テストの4つの定期テストの中で点数が低かった2つの定期テスト(余裕があれば4つ全て)の範囲を復習すると効率的に対策ができます。

ただし、テスト範囲が広いということは今までよりも準備を早くする必要がありますので、これまでよりもテスト勉強対策期間を1週間程度は長く設定しましょう。テスト範囲が公表されるのはテスト1週間前ですが、学校の各教科の先生に聞けばおそらくテスト範囲の予定(直近の内容だけのテスト範囲または年間すべての内容がテスト範囲)は教えてくれると思いますので、不安がある人は前もって先生に聞いておきましょう。

授業進度

注意点の2つ目は学校の授業進度についてです。

3学期になっても教科書が半分しか終わっていない、という教科があれば注意が必要です。もちろん、次の学年の授業に持ち越すということもありますが、学年末テストが今の学年の最後のテストになるため、進度調整が行われることも多いです。その結果、テスト前に急に授業進度が速くなる、プリントを配布して自分で確認するよう指示され、詳しい解説もなく先に進む、ということも起こるかもしれません。

特に今年度は例年と異なり、一斉休校期間があったため、どの学校も少なからず進度は遅れています。また、中学生は次の新学期から学習指導要領と教科書が改訂されます。今年度、移行措置期間に当たっていますが、新学習指導要領への移行措置に現時点で十分に対応できているという学校もおそらく少ないのではないでしょうか。こういった部分が学年末試験前の1月~2月で進度を速くして進度の遅れを少しでも解消する、といった対応を行う学校があるかもしれません。特に現在中学2年生(4月から中学3年生)の皆さんは学校の授業進度には注意をしておいた方がよいと思います。

ただ、進度が速くなったとしてもテストの配点が大きい部分、あるいはテスト問題として必ず出したい部分は授業で説明してくれるはずですので、テスト直前に急に進度が速くなった場合は授業中に説明している内容を優先的に勉強すると効率的に勉強することができます。

高得点を取りたい人はプリントを配布されただけの内容や授業中とばした内容も勉強しておきましょう。

以上のことを学年末テスト対策の参考にしてみてください。

フリーステップでは定期テスト対策として原則、定期テスト2週間前には予想したテスト範囲の内容の学習を終えられるように進めることを標準の進度目標としています。そして、2週間前~直前にはテスト範囲内で再度の見直しが必要な単元や分野について再度復習をしたり、学校がテスト直前に急に進度が早まってテスト範囲が広くなった場合も塾の授業で広くなったテスト範囲に対応できるようにしております。さらに定期テスト1週間前には特別授業である「直ゼミ」で対策を行い、1人でも多くの生徒に定期テストでの「点数アップ」を実現してもらえるようにしています。

<文/開成教育グループ 個別指導部 教育技術研究所>