2021/02/08
【高校受験生対象】公立入試前の対策ポイント
今回は公立高校の一般的な入試(5教科の学科試験)に向けての学習内容を紹介します。
ポイントは次の2点です。
- 目標点を確認して、過去問題をやりこもう!【全科目共通】
- 記述解答の実践演習を重視しよう!【英語と国語】
目標点を確認して、過去問題をやりこもう!
①目標点を決める!
総合目標点‐調査書点数=当日の目標得点
都府県、高校により調査書の点数設定が変わってきますので、事前に確認しておきましょう。もし調査書の計算方法や総合目標点がわからないという場合は中学校または塾の先生に確認しましょう。
②過去問題を使って演習をくりかえす!【全科目共通】
-時間配分を決める
目標点を確認したら、その点数が取れるように過去問題を使って演習を繰り返します。この際、必ず時間を測って解答しましょう。答え合わせの際に時間配分が適切だったかどうかを必ず振り返り、うまくいかなかった時は「大問別に解く順番を変えてみる」・「各大問の時間配分を変える」など試してみましょう。試験本番までに一番得点が取れる時間配分をぜひ見つけてください。
-他の受験生が解ける問題をまずは解けるようにする
答え合わせの際には各問題の正答率をチェックしてみてください。ちなみにフリーステップには、「2020 WAY TO GO!中学生版vol.3」があります。公立高校入試問題の過去3年間分の教科別・問題別正答率(京都府のみ非公開のため正答率なし)を記載しています。自分が間違えた問題が合格するために正解するべき問題(=正答率が高い)なのか、他の受験生も解けない問題(=正答率が低い)なのかを判断する客観的な指標になります。是非活用してください。
記述解答の実践演習と復習を重視しよう!【英語と国語】
知識の見直し、計算訓練は私立入試対策から引き続き行いつつ、公立高校で問われやすい国語の作文や小論文、英語の自由・条件英作文などの記述問題対策を行うことが要となります。
過去問演習で慣れるのはもちろんですが、対策ポイントは次の3つです。
①文章の型通りに書く練習をしよう!
国語の作文・小論文、英語の自由英作文・条件英作文にはある程度決まった書き方があります。例えば、「まず自分の意見の結論(賛成、反対など)を書く→次にその意見を補足する理由や具体例を書く→...」といったものです。この書き方の通りに書く練習からまず始めましょう。
②時間内に指定語数の作文ができるよう訓練しよう!(英作文も同様)
国語や英語の問題の一部として出題されることが多い作文や自由英作文・条件英作文は他の問題と比較して時間を使いすぎてしまう傾向があります。問題を解くときには必ず制限時間を決めて解くようにしてください。また英語または国語の試験時間の内、何分ぐらいを英作文または作文に割くかを本番までに必ず決められるように時間配分もいろいろ試してみることをお勧めします。
③解答は先生に見てもらおう!
記述問題は、自分の解答のどこを直せばより高い点数がもらえるのかを認識することが大切です。自分としては合っていると思っていても、表現や文法、単語のスペルなど間違っていることがあります。人に見てもらうことで気づけることがたくさんあるので、自分の解答を先生に見てもらい、減点されない解答を作れるようにしていきましょう。
個別指導学院フリーステップでも入試直前期の授業の中で、過去問演習を通して苦手な単元や出題形式を生徒別に洗い出し、合格目標点到達までの「あと1問」をとるため本番に向けた最終調整を行っています。
以上のことを参考にして公立高校入試に向けて最後の追い込みに励んでください。
<文/開成教育グループ 個別指導部 教育技術研究所>