2021/02/22
点数アップの裏側【CASE3】
6000件。この数字は、この1年間(2019年~2020年)にフリーステップに通う生徒の方が点数アップを実現してHPなどに掲載された数です。実際に点数アップした数は、もっと膨大にあります。その裏には、点数アップにこだわり、日々努力を重ねられてきた生徒達と、それをサポートしてきた講師達の、独自の取り組みや工夫がたくさんあります。
そこで、この企画では、これから点数アップを目指される方に向けて、そうした取り組みや工夫など、点数アップの裏側をご紹介します!
今回は、1学期の期末から2学期の中間まで、31点も英語の点数をアップさせた、中学3年生の山戸稚水さん(以下山戸さん)と、その担当講師の柳田泰成先生(以下柳田先生)の方にお話を伺いました!
―いつからフリーステップに通われていますか?また、通われたきっかけは?
山戸さん:通い始めたのは、中1の夏期講習からです。1学期のテストの結果を受けて、塾を探し始めました。
―本日は20時からのインタビューですが、いつもこの時間に通われているのですか?部活動の後となると、疲れもたまり、両立が難しくなってくると思いますが、部活との両立はできていますか?
山戸さん:はい、いつもこの時間ですが、両立できています。バレー部に入っていますが、部活動が終わった後、一度帰って10分ほど睡眠をとってから教室に向かっています。一度帰って、しっかりと疲れをとることで授業に集中することができます。実は、この10分だけ寝るという方法は、先生からのアドバイスです。この方法を試してから、授業に集中し、効率的に学習に取り組むことができるようになりました。
―講師の方からのアドバイスだったのですね。他にアドバイスしたこと、されたことはありますか?
柳田先生:睡眠のほかに、「一本のボールペンを使い切る」という勉強法を勧めました。大学受験の時の経験から編み出した方法で、単語の暗記などで、ボールペンのインクを使い切ることを目標に勉強を続ける方法です。もちろん、ただボールペンを使い切ることだけが目的になってしまわないよう、1つの達成目標として位置づけ、その点に注意しながらアドバイスと指導を行いました。目標として位置づけ、取り組むことで勉強に対する習慣を身につけられるという意図です。
山戸さん:「ボールペンを使い切る」という方法では、努力の量がインクの分量として現れるのでモチベーションアップにもつながりました。また、この方法によって単語の練習を続けられたので、語彙力が上がり、点数アップにつながりました。今回のテストでは、ずっと取り組んできた練習や学習の成果が出てうれしかったです。
―点数アップには「ボールペンを使い切る」という特別な方法が隠されていたのですね。
こちらの方法以外にも、今回、点数が一気に上がり始めたポイントはありますか?
柳田先生:これまでは、「テストでの点数を取る」という形式的なことよりも「将来につながる英語力」がつくよう、本質的なポイントを重視した指導を進めていました。しかし、実際にテストで点数を取るといったような成功体験を積むことも必要だと考え、指導方針を切り替えました。具体的には、通われている学校の問題を大量に調べるなどして、傾向を分析し、その分析を基に、教材の準備や指導を行いました。
山戸さん:先生が分析してくださったおかげで、テストの傾向をつかむことができ、実際のテスト問題にも対応することができるようになりました。その結果、今回一気に点数アップすることができるようになりました。
―勉強を進めるにも、方向性が重要だという話がありますが、柳田先生の徹底した傾向分析と対策によって見出された方向性、そしてそれを信じて一生懸命取り組まれた山戸さんの努力によって、点数アップを実現したのですね。
では、柳田先生の取り組みのほかに、点数アップを可能にするために、教室として取り組んでいることや、他にはない特徴はありますか?
柳田先生:弁天町教室は、専用の自習室がありません。ただ、自習ブースが設置されており、いつでも講師に質問しやすい構造になっています。また、教室全体も質問しやすい雰囲気にあふれています。
―次のテストに向けての意気込みを教えてください。
山戸さん:もっと点数が取れるように頑張りたいです。
柳田先生:講師としてはやれることはすべて指導尽くそうと思っています。また、出来るだけ多くの成功体験を積んでいってほしいと思います。
ボールペンを使い切るなど、点数アップを実現する面白い工夫がたくさん見られました。さらに、教室全体としても、「質問しやすく、その場で疑問を解決できる」といったような学習しやすい環境と雰囲気がつくられており、そういったことも点数アップにつながっているようでした。
また、インタビューを通じて、生徒と講師の距離が近く、信頼関係がしっかり作られている印象を受けました。点数アップのために大量の定期テストを分析する柳田先生や、その指導を信じて学習に取り組む山戸さん。二人のお互いを信頼した取り組みによってつかみ取った点数アップなのだと感じました。
今回の点数アップを糧に、いくつもの成功体験を積んでいってほしいと思います。
【今回、取材にご協力いただいたお二人】
フリーステップ弁天町教室 生徒:山戸稚水さん 講師:柳田泰成先生
ありがとうございました。
<取材・文/開成教育グループ 個別指導部フリステウォーカー講師編集部:木村 俊一朗>