2021/03/08

点数アップの裏側【CASE4】

 今年度ももう終わり、新しい学年がやってきますね。新年度からもまた勉強を頑張ろう!テストでいい点数を取ろう!と考えている皆さんへ、定期テストでグッと点数がアップした生徒さんと講師の先生へのインタビューをお届けします。

 インタビューさせていただいたのは、フリーステップ山下駅前教室に通っている中学3年生の森原ひよりさん(以下森原さん)と担当講師の船津秀斗先生(以下船津先生)です。今回、森原さんは二学期中間考査の英語の成績が一学期期末考査から25点アップしました。

ーフリーステップに通いはじめた時期とそのきっかけは?

森原さん:中学2年生の時に、英語の成績が伸びなくて通い始めました。基本的な文法などが苦手だったので応用の内容も理解ができなくて、点数が取れませんでした。英語に対する苦手意識もありました。

ー今回テストが返ってきた時の気持ちと、ご家族や先生の反応はどうでしたか?

森原さん:とても嬉しかったです。前回からかなり伸びたので、みんなにびっくりされました。

船津先生:本人の努力の成果が出たのだと思います。

ーテストに向けて意識していたことや、役に立った勉強法はありますか?

森原さん:夜に単語を勉強して、朝にその内容の小テストを作って解き直すことで、単語を覚えることを意識していました。また、これまでは間違えた問題もやったらやりっぱなしのことが多かったのですが、先生に言われてからは、一度間違えた問題は必ず解き直すようにしていました。解き直すことで、間違えた内容を忘れないようになるし、同じような問題を見たときに前に間違えた問題だと気づけるので、役に立ったと思います。

船津先生:自ら積極的に勉強してくれる生徒なので、わからないところを質問してくれた時に有耶無耶にすることがないように、というのは大切にしていました。過去問の傾向を分析し、大切なポイントを重点的に教えるようにというのも心がけていました。もともと理解が追いついていないとかできていないというわけではなく、点数が伸びないのはケアレスミスが原因であることが多かったので、問題を解くのに必要なスキルについての対策も行なっていました。

ー普段の授業ではどのようなことに気をつけていますか?

船津先生3年生なので、普段は受験に向けて授業を行なっています。また、学校の授業の予習になるように学校よりも早い進度で進めていました。その中でも、入試に出やすいポイントは重点的に教えています。

森原さん:先生の教えてくれたことは、きちんとノートに取ることを心がけていました。自分でも、ワークに載っている内容をノートにまとめ直したりと対策はしていますが、ワークや学校では教えてくれないことも先生は教えてくれます。自分でやっていてわからなかったことや教えてもらった重要なポイントは、ノートにメモをして、再度自宅でまとめ直すようにしていました。ノートにまとめる時には、重要なことを青で書く、ポイントをまとめて何度か繰り返し書く、ということを意識してやっていました。何度もノートに書くことで重要なポイントの見直しができるし、ただ読んでいるだけよりも頭に入ると思います。

船津先生:ノートにまとめる方法は自主的に始めてくれたことですが、得点に繋がっていてとても良い方法だと思います。こちらからポイントを書いて示すことが多いので、その内容もノートにまとめてもらっています。

森原さん:先生が塾で教えてくれたことは、学校で習う時には教わらないことも多いので、後になって学校で授業を受けているときにも気づきがあります。文法について、受動態と過去分詞の見分け方などを教えてもらった時には、先生の教えてくれた見分け方を使って実際に解いていました。先生の教え方はとてもわかりやすいです。

ー成績が上がるまでのモチベーションになった言葉はありますか?

森原さん:母に、頑張り始めてすぐは成果が出ないものだから、ずっと続けていれば成果につながるよ、と言ってもらったことを大切にしていました。

ー今後の抱負を教えてください

森原さん:受験も控えているので、単語を毎日やったり、習った範囲のノートまとめをすることを継続していきたいです。少しずつでいいので無理のない内容を毎日続けていくことが大事だと思います。続けていけば成果は出るのでちょっとずつがんばります。

船津先生:受験も佳境になっているので、英語はもちろん小論文の対策も織り交ぜていきたいと思います。英語は公立入試に向けて問題傾向を分析しながら一緒に頑張っていきます。

 インタビューを通して、コツコツと地道に努力を重ねれば結果はついてくる、という経験に裏打ちされた森原さんの考えがとてもよく伝わってきました。小さな努力を継続して積み重ねることは単純なようでとても難しいことですが、その努力を支えて後押ししてくれる講師の先生やご家族の存在があればこそ、よりよい方法を模索しながら継続できるのではないかと思います。「継続は力なり」ですね。森原さん、船津先生、ありがとうございました。

【今回、取材にご協力いただいたお二人】
フリーステップ山下駅前教室 生徒:森原ひよりさん 講師:船津秀斗先生
ありがとうございました。

<取材・文/開成教育グループ 個別指導部 フリステウォーカー講師編集部:浅田 朋香>