2022/12/26
いち早く受験勉強のスタートを切ろう!「大学受験準備ガイダンス」に迫る!
共通テストの導入をはじめとし、今、大学入試は様々な変化が起きています。情報が錯綜する中で、どのような対策をいつ頃から始めれば、第一志望合格につながるのでしょうか?
そのような疑問をはじめ、大学受験に多くの不安を持つ方に向けて、「大学受験準備ガイダンス」が開催されます。今回は、「大学受験準備ガイダンス」を企画されている梅原先生にお話を伺いました。
隅田:「大学受験準備ガイダンス」ではどのようなことをするのでしょうか?
梅原先生:「大学受験準備ガイダンス」とは、大学入試の必須知識や、最新入試情報をお伝えするイベントです。2023年度最新の共通テストをもとに、今後何をしていく必要があるのかを高1生、高2生に分かれてお伝えします。高2生はそれに加えて、代ゼミの大人気講師である、船口講師の講演を通して受験の乗り越え方についてお伝えします。
隅田:学年ごとに分かれて入試情報をお伝えするということでしたが、「大学受験ガイダンス」はなぜ1月に開催するのでしょうか?
梅原先生:高校2年生には、2022年10月に「PassLab. ~高1・2生のための現役合格プロジェクト~」というガイダンスを実施し、早期の受験対策開始の重要性や、まずは何を始めたら良いのかをお伝えします。それに参加していただいた方には最新情報をお伝えしながら、「1月までにするべきことを実行できているか」の確認をし、2月から受験生としてどう過ごすか、どう学習していくかを知ることができます。また、PassLab. に参加していない方には、大学受験スタートのきっかけとなる重要な機会にしてほしいと考えています。予定通りスタートすることができている方は、さらなる飛躍を、そうでない方は、リスタートの知識を得て、モチベーションをあげることができるガイダンスです。
一方、高校1年生は、2025年学習指導要領変更の影響を大きく受ける学年であるため、今年から新たに「大学受験準備ガイダンス」の対象学年となりました。2022年11月に大学入学共通テストの問題作成の方向性と試作問題が大学入試センターから発表され、そういった高1生に必要な最新情報をお伝えする機会にもなります。どんな問題が出るかを想定して早期に対策をするのは高2生と同様、高1生は過去問のない受験を柔軟に乗り越えることができるような力をつける必要があることを今まで以上に知ってほしいと思います。
隅田:最新で行われた共通テストや前回のイベントを踏まえて対策をするだけでなく、入試動向など今後のことも踏まえて、高1・2生のうちに、受験準備をすることができるということですね。
早期に対策をするきっかけにしてほしいということでしたが、「受験勉強は高校3年生から」という意識は変わってきているのでしょうか?
梅原先生:確実に変わってきています。
大学入試改革に伴い、知識だけではクリアできない読解問題や記述問題、資料問題が増加しています。受験を乗り越えるために必要な力が増え、対策に要する時間がより多く必要です。また、世の中の動きとしても、大学受験に向けて早くから対策を始めている生徒は増えていると感じますので、高校3年生になってから始めるのでは相対的に遅いと言えます。身近な先輩からの体験談だけでなく、SNSや動画コンテンツから「早期学習が必要である」ということは伝わりやすくなっているのではないでしょうか。
隅田:大学入試が複雑化したことで、その対策にもより早くから力を入れることが第一志望合格の第一歩になるということですね。
では、より早く、たくさんの対策を始めるために、今回の「大学受験準備ガイダンス」ではどのようなことに注目して見ればよいでしょうか?
梅原先生:「変わること」と「変わらないこと」は何なのか、それによりご自身がどういった対策をしていく必要があるのかということを知って、第一志望に向けて直線距離で進んでいってほしいです。
また、共通テストの最新情報のほかにも、これからの受験勉強の対策方法など、受験生が知っておいてほしい情報をお伝えします。そのため、共通テストを受験する予定のない方も「大学受験準備ガイダンス」に是非参加していただきたいです。私立大学志望の方は入試に共通テストを活用する方式もあり、志望大学への合格可能性を広げるのであれば、共通テストを受験することはメリットが多いです。「大学受験準備ガイダンス」に参加して、今一度、共通テストは本当に受験しなくて良いのかということを検討していただきたいです。
隅田:ありがとうございます。「大学受験準備ガイダンス」では、大学受験を考えるすべての方に役立つ情報が盛りだくさんなのですね。
最後に、大学受験に向けて、勉強を頑張っている高校生へメッセージをお願いします。
梅原先生:受験本番までの時間は受験生にとって平等ではありますが、その時間の中で何をするかは受験生みなさんの知識と行動で変わります。受験は相対的に強みや求められる力を伸ばせるかどうかで合否が決まります。逆に言うと、受験勉強だけでなく、部活動などの課外活動や、友人・ご家族とのかかわりを含む、ご自身が今頑張っていることを受験に活かせる可能性があります。そういったご自身の可能性をたくさん考えながら努力を続けてほしいと思います。知識を増やす、今後の計画を立てる、モチベーションを上げるなど、この「大学受験準備ガイダンス」を最大限ご活用ください。「時間は有限、努力は無限」。応援しております。
<取材・文/開成教育グループ 個別指導部フリステウォーカー講師編集部:隅田佳乃>