2020/07/09
必読! 夏休みの過ごし方【受験生編】
もうすぐ夏休みですが、皆さんはどのような学習計画を立てているでしょうか。
もう完璧に計画を立てている人もいれば、まだ何から学習していいかわからないという人もいるでしょう。今回は、夏休みにおすすめの勉強法、生活の仕方や、合格しやすい生徒像などをフリーステップの教室チーフに教えていただきました!
Q.合格する受験生の特徴はなんでしょうか
A.「チーフが提案した学習プランを素直に実践している生徒」です。具体的な取り組み内容としては、決められた時期に決められたことを終わらせること、具体的には高3生なら7月までに基礎内容を修了する、中3生ならビルダーの1・2年の内容を修了していることです。
「受験勉強」というとついつい「傾向対策」に走りがちです。特に自学習では問題を解いて、まる付けをし、間違っていれば見直すという流れがやりやすいため、考えずにただひたすら問題だけを解くということになってしまいます。それでは出題のされ方を少し変えられただけで解けなくなってしまうので、模擬試験などで点数につながらないといったことが起こってしまいます。
なので、時間のある夏休みにしっかりと「どうしてそうなるのか」の素になるそれぞれの科目の基礎知識を整理し、秋以降の入試問題の演習に備えることがおすすめです。
時間がたって何かと忘れているということも多く、「わかった気になっている」部分の洗い出しにも最適です。
また、講習会での受講提案の際は、授業として受講するか自習で補うかは別として、提示されたプランを実践している生徒は最終的に逆転合格できるケースも多いと思います。時間が少ない中、効率的に優先順位をつけて進めることは大切なことですが、まずはじめに「何をすべきなのか」は最大限洗い出して把握しておくべきです。そうすることで、初めて計画的に学習できるのであり、「やっておけばよかった」と終わってから後悔することなく進められると思います。
だから課題の全体を把握することと「人の意見を受け入れ、実践する素直な生徒」は合格に近づきやすくなると思います。
Q.まずは実践してみることが大事なのですね。では、生活の仕方も夏休みで変えていくべきなのでしょうか
A.生活態度では、自習日時を守って自習に取り組む生徒、宿題をやってくる、授業開始時に着席し準備ができている生徒が合格しやすい傾向にあると考えます。
おすすめは、「学校のある期間と同じように過ごすこと」です。朝は早く起きて、夜も夜更かしをしないようにしましょう。生活の仕方を変えると体調を崩しやすくなったり、またくずしてから回復にかかる時間がもったいないです。何より時間は有限なので!
Q.最後に、チーフが夏休み期間で重要視することはなんですか
A.一番大事なのは、「夏期講習を最も効率よく過ごすためにどれだけ準備ができるか」だと思います。なぜなら、「夏に挽回しよう」と思っていては夏から入塾する生徒と同じスタートを切ることになるためです。せっかく今からフリーステップで勉強しているのだから、それまでに作り上げた差を有意義にしたいですよね。
夏の過ごし方【重要Point】
Point1 7月までに基礎の内容を定着させておこう
夏までに1・2年で学習した単元が定着できていれば、入試対策の問題で新しく3年から習う単元の学習に集中できます。夏で挽回しようと思っても、2年分の学習した単元を復習するだけで手一杯になります。夏までに1・2年の内容をおさえ、夏からどんどん入試に向けた問題に取り組み、受験の実践力を身に付けましょう。
Point2 規則正しい生活を送ろう
夏休みになると遅起きになったり、夜更かししてしまったりと生活が不規則になり、勉強をする習慣が崩れやすくなります。だからこそ朝は早く起きて、夜は遅くならないうちに寝ることが大切になってきます。例えば「9時から10時は国語を学習する」「終わったら15分休憩する」など計画を立てておけば、夜に慌てて宿題を取り組み夜更かしするのを防ぐことができます。
塾に通っているという価値を無駄にせず、今から有意義な夏にできるよう準備を始めましょう!
<取材・文/開成教育グループ 個別指導部 フリステウォーカー講師編集部:掛田茉祐>
【フリステWalker 第140号(2020.6月)掲載】