2020/07/27

勉強の息抜き方法(オンライン講師座談会)

勉強を長時間するのはとても大変です。長時間勉強していると集中が切れてしまい、ついスマートフォンを触ってしまったり、テレビを見たりした経験がある方が多いのではないでしょうか。長時間勉強するために、途中で休憩や息抜きをする人もいます。合格体験記をでも、50分勉強して10分休憩をするという習慣のおかげで志望校に合格できた、という生徒が何人もいました。しかし、息抜きというのは難しいもので、10分だけのつもりがいつの間にか20分経っていて、休憩したのに勉強に集中できない、といったことも多いのではないでしょうか。

そこで今回行ったオンライン講師座談会に参加した講師の方々に、自分が行っていた息抜きの方法を教えていただきました。

勉強イスには勉強の時だけ座る〈安田講師〉

「勉強机の前に座るのは勉強する時だけにしていました」と語るのは古市教室勤務の安田講師です。彼女は勉強をするスペースは勉強をする時間以外には使わず、休憩時間では必ず別の部屋に行って休憩していたそうです。そうすることで気持ちの切り替えがしやすくなったそうです。勉強をする場所と休憩をする場所を分けることはよく行われている方法ですが、この方法を行う場合「勉強をしない時には勉強イスに座らない」ことが大切です。また、勉強をするスペースに勉強に必要なもの以外、例えばスマートフォンやお菓子などを持ち込まないこともおススメです。受験生時代、安田講師は「勉強をする時間に勉強机に向かう」という習慣ができていたおかげで勉強を頑張れたそうです。

『もうちょっとだけ勉強しようかな』をやめる〈萩原講師〉

東小金井教室勤務の萩原講師は「勉強の息抜きで最も難しいことは、休憩をした後に勉強に戻ることです。そのために少し工夫をしていました。」と語っています。萩原講師は、例えば50分勉強して10分休憩をすると決めた場合、問題の途中であってもペンを置いて休憩していたそうです。解答を書いている途中に、休憩をする時間になると「キリのいいところまで、もう少し勉強しようかな」と思ってしまいがちですが、あえて休憩の後に解答の続きを書くと決めることで、勉強に戻りやすくなったそうです。余談ですが、私は今、この息抜きの方法を使って原稿を書いています。確かにキリのいいところで休憩をするよりも、元の作業に戻りやすいなと思います‼

休憩時間も勉強する『ながら学習』〈中嶋講師〉

高槻教室勤務の中嶋講師は「ながら学習」をして、あまり休憩を意識せずに長時間勉強を続けられたそうです。「ながら学習」とは音楽を聴きながら勉強したり、テレビをつけて勉強をすることです。ただ、常に音楽を聴きながら勉強をしていた訳ではなく、「ながら学習できる勉強」と「ながら学習できない勉強」をきちんと分けていたそうです。例えば日本史の一問一答テストなどの覚えた知識を外に出すような勉強は「ながら学習」でできます。しかし、新しい知識を覚える勉強や、国語の読解といった勉強は「ながら学習」できません。中嶋先生は、息抜きしたいときに「ながら学習できる勉強」を行うことで気分転換を図っていたそうです。



以上に挙げた息抜きの方法は、各講師が受験生の時に行っていた方法です。ぜひ参考にしていただきたいのですが、皆さんに合う方法や合わない方法があると思います。他に息抜きの方法を知りたい方は、担当の講師や学習プランナーに聞いてみても良いかもしれません。どんな息抜きの方法であっても長く続けて習慣にすることが最も大切です。勉強を続けることは本当に大変なことですが、頑張って続けましょう‼

<今回アドバイスしてくれた講師の皆さん>

安田 理乃さん(古市教室)

萩原 貴利さん(戸田公園教室)

中嶋 優吾さん(高槻教室)

<取材・文/開成教育グループ 個別指導部 フリステウォーカー講師編集部:岡市紗典>