2025/03/03
"おは朝"エレクトーン奏者の多田憲伸さんに聞く!エレクトーンと勉強の両立、その秘訣とは?
ABC(朝日放送テレビ)の「おはよう朝日です」のエレクトーン奏者として活躍する多田憲伸さん。中学生のころから個別指導学院フリーステップに通い、現在は塾講師を務めてくださっています。エレクトーンコンクールにて全国大会優勝など素晴らしい功績を積む一方で、国立大学にも合格するなど、勉学においても優秀!おは朝のオーディションのことからエレクトーンと学業の両立の秘訣などを伺ってきました。
"おは朝"エレクトーン奏者への抜擢おめでとうございます!
まずはオーディションを受けた経緯を教えていただけますか?
ヤマハから「エレクトーンを使った仕事をしてみないか」という打診を受けたのがきっかけでした。最初はおは朝のエレクトーン奏者のオーディションを受けることになるとは思っていませんでした。10月末にオーディションを受けて11月の半ばには合格のお知らせをいただきました。
スピード合格ですね!
オーディションで工夫されたことなど何かありますか?
オーディションで自由曲を弾くという課題があって、その選曲に悩みました。クラシックが好きで普段よく弾いているのですが、オーディションの場面ではそれが求められているものではないと思いました。もっと明るくて親しみやすいものの方が良いのではと考えて、トイストーリーのメドレーをアレンジして演奏しました。
ご自身で曲のアレンジもされるんですね?!
はい!コンクールでもアレンジしたものを弾いたりします。作曲したこともありますよ。
エレクトーンを始めたきっかけは何だったんですか?
母がエレクトーンの先生をしていたことです。物心ついたころにはエレクトーンを触っていました。
そんな幼いころからだったんですね!
そこから今日までに様々な賞を受賞されていると伺っていますが、相当に技術面を磨かなければいけませんよね、、苦労したこともあるのではないでしょうか?
そうですね...小学生の頃、周りのみんなは放課後や休みの日に遊んでいる中、自分はエレクトーンの練習をしていました。自分も遊びたいという気持ちがあったので、小学生の時はそういう部分では辛かったです。
気持ちが変わるきっかけは何かあったのでしょうか?
中学生になって、コンクールで徐々により良い成績が残せるようになっていき、エレクトーンを弾くことが自分の中でも楽しいと思えるようになりました。特に舞台で演奏するのが楽しくて、より大きな舞台で弾きたい!という気持ちがモチベーションになっていました。
エレクトーンに励まれる中で、個別指導学院フリーステップに通うことになった背景を教えてください。
小学6年生くらいで勉強が分からなくなってきて、塾に行きたいと思いました。はじめは集団指導の塾に通っていましたが、質問するのが苦手で集団指導の塾は自分には合わないと感じて、親と相談してフリーステップに通うことになりました。
塾に通おうと思ったのはエレクトーンと学習の両立のためという感じなんですね。
フリーステップの良かったところはどこですか?
先生にすぐに質問できる点がよかったです。先生が隣にいるので質問がしやすく、分からないところを都度解消することができました。また、自習室があることがすごくよかったです。家で自分一人だと勉強もエレクトーンの練習もせずだらだらと過ごしてしまうので...(笑)自習室に行くことで気持ちの切り替えがうまくできて勉強に励むことができました。自習室に通うモチベーションとしては、先生と進路の話をしていたというのもありましたし、友達と一緒に通っていたというのも大きな理由の一つです。テストで次はこの点を越えるぞ!と目標を持って頑張っていました。
進路の相談もしていたんですね。
進路はどのように決めましたか?
中学生のころから、音楽を使った仕事がしたいと思っていました。プロの奏者になることも思い浮かべたこともありましたが、プロは狭き門なので...。クラシックやポップなど幅広く楽しめるエレクトーンをたくさんの人に知ってほしい、弾いてほしいという気持ちがあったので、教師になればそれが実現できると思いました。今は中学の音楽の先生になるために教育学部で勉強しています。
高校は大阪偕星学園高等学校に行き、高校生でも校内にあるフリーステップに通われていましたが、どうでした?
高校ではエレクトーンにかける時間を少しセーブして、勉強を頑張っていましたが、受験に特化した指導をしていただき、より力が身についたと感じています。
エレクトーンと学業の両立のコツはありますか?
時間を決めるということをしていました。この時間はこの勉強、この時間はエレクトーン、というようにどの時間に何をするかということを決めていました。
計画とメリハリが大事ですよね。
それを実践するためにフリーステップではアドバイスはありましたか?
苦手科目に時間を多くかけるよう言われていましたが、苦手科目だと取り掛かる時間を決めていても何をしたら良いのか分からなくなることがありました。その時、講師の方が毎日取り組むことができるくらいの課題(宿題)を出してくれて、やるべきことを教えてくださったおかげで、苦手な科目とも向き合えたと思います。
現在、部活動などと勉強との両立がなかなかうまくできないと悩んでいる生徒や進路について迷っている生徒にアドバイスをください。
両立については、勉強以外に自分が「やりたい!」と思っていることをする時間も少しは確保することが良いと思います。ずっと勉強するよりもやりたいことを少しでもすれば気持ちもスッキリして勉強にも集中できますよ。
進路については、将来の夢があったり、やりたいことが決まっている人はそれに向けて全力で頑張ることが大事ですが、はっきり決まっていない人はどうしたら良いのか悩みますよね。そのような人は今、たくさん勉強して少しでも偏差値の高い大学に行くのが良いと思います。将来の選択肢の幅が広がりますし、その中で打ち込みたいことを見つけられるのではないかと思います。
ありがとうございます。
それでは最後に今後の意気込みをお願いします。
自分が頑張ることでエレクトーンに興味を持ってくれる人を増やしたいです。先日、番組で合唱曲の伴奏をする際に視聴者の方々、子どもたちとお会いする機会がありました。おは朝にはまだ数回しか出演していませんでしたが、子どもたちに「なにか弾いて!」と言ってもらえたりして、とても嬉しかったです。このような交流やテレビを通して、エレクトーンの魅力を伝えることで、自分も弾いてみたいなと思ってくれる人が増えたらいいなと思います。
最後に
終始さわやかに受け答えしてくださった多田憲伸さん。インタビュー中に現在講師を務めている教室のチーフへの感謝の気持ちをお話しされる場面などもあり、とても誠実な印象で、朝の顔に選ばれる所以を感じました。その一方で、将来に向けた想いを語るなど熱い一面も見せてくださいました。学業、エレクトーンと夢にむかって頑張る多田さんをフリーステップはこれからも応援しています。
<文/開成教育グループ 個別指導統括本部 フリステウォーカー講師編集部>