2021/02/08

共通テスト、解いてみた【数学編】

こんにちは!講師編集部の岡市です!
今回は先月行われた、2021年度大学入学共通テストを解いてみました。私は大学受験の時にセンター試験を受けたのですが、そのセンター試験との違いや、解いた感想をお伝えします。主にセンター試験との比較についてお伝えするので、生徒の方よりは、保護者の方に向けた記事となります。お子様がどのような試験を受験されるのか、センター試験とどのように異なるのかを、できるだけ分かりやすく、解いた感想を交えながらお伝えしようと思います。

数学ⅠA

数学はセンター同様ⅠA(Ⅰ)、ⅡB(Ⅱ)に分けられています。

数学ⅠAは試験時間がセンター試験と比べて10分増加した70分へと変更されました。問題数は選択問題2題を含む計4題で、問題数はセンター試験と同数ですが、1題あたりの分量の増加や、会話形式の問題が出題されたことによってページ数が5ページ以上増加しています。実際に私が解いた際も、センター試験と比べて時間的余裕が少なく、計算をして答えを導くことよりも、長い問題文を読み解いて与えられた式や量、図を正しく理解することに時間を取られると感じました。
例えば第2問では陸上競技における「ストライド」と「ピッチ」について出題されました。この2つの言葉を事前に知っておく必要はなく、問題文中でそれぞれ式として与えられました。簡単に言えばストライドは歩幅のことで、ピッチは時間当たりの歩数を表しています。歩幅×歩数で進む距離が求められるので、ストライド×ピッチで時間あたりに進む距離、つまり速さが求められます。第2問では以上のことを(1)で読み解き、(2)で与えられたストライドとピッチの値を示した表から関係式を導いて、速さをストライドの2次関数で表し、2次関数の最大、最小問題を解くことが求められます。これだけのことを10分ほどで解かなければいけません。最終的に解かなければいけない2次関数の最大、最小問題は難しくない問題でしたが、問題に至る過程に時間がかかると感じました。
全体的な感想としては、問題集に出てくるような問題だけではなく、教科書や問題集の「コラム」で扱われるような問題があるように感じました。教科書や問題集の「コラム」ではストライドとピッチのような、身の回りにある数学が扱われることがあります。

数学ⅡB

数学ⅡBは、試験時間、問題数ともにセンター試験と同様で60分で選択問題2題を含む計4題でした。

大問ごとに紹介すると、必須問題の第1問、第2問はセンター試験同様、三角関数、指数関数、対数関数、微分と積分の問題で、センター試験では無かった会話文形式の問題があるものの、特に会話文から読み取らなくてはいけない情報があるわけでは無いため難易度が変化したようには感じませんでした。選択問題では数列とベクトルを選択しましたが、第5問のベクトルで正十二面体が出題されて面食らったものの、難しい問題ではなくほとんどセンター試験と同様な印象でした。少し変化した点を挙げるとすると、センター試験でも出題されていた、解答群から選ぶ形式の問題がかなり増加したように感じました。

数学ⅡBの全体的な感想としては、センター試験同様の問題が多いと感じました。センター試験の数学ⅡB同様、時間的余裕が少なく感じました。

 以上、共通テスト数学ⅠA、ⅡBの感想でした!センター試験と比べ、数学ⅠAが大きく変化し、身の回りの数学についての問題が出題されていました。今後様々な対策が学校や塾で行われると思いますが、センター試験の内容も変わらず出題されていたので、今までに行っていた勉強に付け加えて共通テストに向けた対策をする必要があり、結果として今までより早い時期からの対策が必要になると思います。

<文/開成教育グループ 個別指導部フリステウォーカー講師編集部:岡市紗典>