2022/11/14

点数アップの裏側【CASE11】

普段学校で受けている授業時間よりも長い、塾の授業中、みなさんはどのように向き合っていますか。

塾の授業での内容を忘れないよう、授業・自習の時間の取り組み方を工夫し、大幅に点数が上がった方にお話を伺いました。

ご協力いただいたのは、中学1年生の3学期期末テストから中学2年生の1学期中間テストの数学で49点UPした、フリーステップ醍醐教室の河野海莉さん(以下河野さん)と数学の担当講師である本城海成先生(以下本城先生)です。

フリーステップに通い始めた時期ときっかけを教えてください。

河野さん:中学1年生から2年生になる春期講習から通い始めました。兄がフリーステップに通っていて、自分も勉強を頑張りたいという気持ちで通い始めました。まずは数学で80点を取ることを目標にしていました。

フリーステップに通い始めてから河野さん自身に変化はありましたか?

河野さん:入塾前は、家でなかなか勉強をすることがなかったのですが、通い始めてからは、塾で出された宿題や学校のワークを自主的に家で行い、テスト前には塾に来て自習をしています。後は、学校で半分程度しか理解できなかった単元も、本城先生の授業を受けて解説してもらうことで完全に理解できるようになりました。

自主的に勉強するようになった結果がしっかりと点数に表れたのですね。そのテストの点数UPに対して具体的に意識したことはありますか?

河野さん:授業では自分の苦手単元を重点的に解説してもらい、宿題も出してもらっています。その宿題は1日で終わらせると数日後に忘れてしまうので、少しずつ分けて定着させることを意識しています。また、前は30~40分で集中力が切れて勉強を止めていたのですが、塾の授業時間を意識して80分は集中することを心掛けました。ただ、集中力が途切れてくると本城先生が少し話をしてくれるので気軽で楽しく授業を受けています。

本城先生80分は長いので、間にリラックスの時間として雑談をしてコミュニケーションを取っています。授業内容としては、まずは、教科書に沿った問題集を授業で扱って理解を深めていき、その後問題演習用としてさらに1冊を進めていました。また、このテストは計算問題が主な単元だったのでミスが多い箇所の宿題を多めに出していました。

意識が変わって授業に集中できているのは河野さんと本城先生の関係性を築けたことも要因かもしれませんね。では大幅に点数が上がったテストが返ってきたときはどういう気持ちでしたか?

河野さん:返ってきたときは本当に自分のテストなのかな?と疑うぐらいに驚きましたが、単純に嬉しかったです。

本城先生:入塾前の3学期期末の点数が不思議なぐらい授業中もミスが少なかったことと、分からない問題は質問して理解しようとしてくれたので、今回はいい結果が返ってくると思っていました。

今回の結果を踏まえて、今後の学校での目標と、受験に対して2年生の後半から意識していこうと思っていることはなんですか?

河野さん:目標は、テストの点数は全科目で85点以上を取ることです。あとは、提出物にも意識を向けていこうと思っています。受験に対しては、基本的には塾のワークを進めていって、自主的に学校や市販の教材で練習量を増やしていこうと思っています。

今回のインタビューから、河野さんの自主性と本城先生の基本を押さえる計画性に2人の信頼関係が加わったことで獲得した結果だと分かりました。授業は点数獲得のための律速段階です。大切な授業になかなか集中できなくて困っている方は普段から時間を意識することも解決法の1つかもしれません。

<取材・文/開成教育グループ 個別指導部>