2021/10/11

関東 受験・進学情報だより【関東の大学群①】

みなさん、こんにちは。

今回と次回の2回にわたって、関東の有名大学について説明したいと思います。

ところでタイトルにある「大学群」って聞いたことはありますか?

文字どおり「大学」の「群れ」なのですが、難度などでまとめて「早慶」だとか「GMARCH」だとか呼んでいるもののことです。

今回はそんな中からいくつか紹介してみたいと思います。

大学受験を控えた高校生はもちろん、中学生も今後のために役に立つのでぜひ読んでみてくださいね。

旧帝大(きゅうていだい)

いきなり関東にとらわれない大学群を挙げてしまいますが、大学の話をするとよく耳にすると思うので、先に説明しておこうと思います。

旧帝大とは「旧・帝国大学」のことです。

1886年に旧制高等教育機関として7つ※の「帝国大学」が設立されました。戦後に国立総合大学に改められ現在へと繋がっています。

※当時日本領だった京城・台北にも設立されており合計すると9校になります

この大学群に含まれているのは、最難関国立大学として名を馳せる以下の7つの大学です。

東京
大学

京都
大学

東北
大学

九州
大学

北海道
大学

大阪
大学

名古屋
大学

全部で7つあるので「七帝大」と呼ばれることもあります。

有名な東京大学と京都大学がやはり難度では突出しており、大阪大学がそれに続きます。他の大学も総じて難度は高いです。

国立大学なので、受験は共通テスト(5教科)と2次試験の二段構えです。これらの大学を目指すなら苦手教科を作らないように勉強していきましょう!!

Pick up! 東京大学

入学の際には全員教養学部に所属するという扱いです。

はじめの1年半は前期課程として文科Ⅰ類~Ⅲ類・理科Ⅰ類~Ⅲ類という区分け、

学部として分かれるのは後期課程からになります。

学部・学科ごとに定員があるため、成績による振り分けが行われます。

入るまでも当然厳しいですが、入ってからもさらに磨かれる環境なんですね。

早慶上理(そうけいじょうり)

関東私大の最高峰をまとめた大学群です。

含まれているのは以下の4つの大学です。

早稲田
大学

慶應義塾
大学

上智
大学

東京理科
大学

国際基督教大学を加えて「早慶上理ICU」と呼ばれることもあります。

難度では早稲田と慶應が頭一つ抜きんでていますが、4校とも全国的にもネームバリューのある大学と言えるでしょう。

学校ごとの特色もはっきりしていて、それは入試にも色濃く表れています。

たとえば慶應ではいわゆる国語の試験を課しません。代わりに小論文が必要になります。

上智では、上智大学が共同開発した英語の検定であるTEAPを使用した入試方式を広く採用しています。

これらの学校を志望する場合は、学校の傾向に合わせた対策が非常に重要になってきます。試験問題の傾向というだけでなく、受験方式も早くから調べておくと受験の幅も広がりますよ。

Pick up! 東京理科大学

今回紹介する中では唯一の理系大学です。(他の大学は文理揃った総合大学)

名前の通りの理科系に強い学校ですが、実は経営学部があります。

そして実はこの経営学部も理系的アプローチをしている学部なのです。

進級の壁が高いことでも有名ですが、本気で学びたい方にはお勧めです。

GMARCH(ジーマーチ)

関東私大の難関校をまとめた大学群です。

含まれているのは以下の6つの大学です。

学習院
大学

明治
大学

青山学院
大学

立教
大学

中央
大学

法政
大学

学習院を除いたMARCHで呼ばれることもあります。

上記の早慶上理に次ぐ難度の大学群としてよく名前が上がります。

全国的にも名の通った人気校揃いで、毎年倍率も非常に高いです。

都心のおしゃれなキャンパスと言われて思い浮かべるイメージそのものと言っても過言ではありません。

GMARCHという呼び名は、それぞれの大学名の頭文字を取って付けられています。

G=学習院

M=明治

A=青山学院

R=立教

C=中央

H=法政

というわけですね。

それぞれの大学に大学を代表する顔となる学部があります。

たとえば中央大学なら法学部が有名です。

有名な学部には進路の実績もあり、有名な教授もいて、同じ志を持った仲間に出会えるという良い環境があります。人気大学には全国規模で学生が集まってくるのも大きな魅力ですね。

じつはGMARCH6校すべてに付属高校や提携校があります。

これらの大学に興味のある中学生は高校受験で付属高校目指して頑張ってみるのもいいと思いますよ。(因みに高校も難関校です)

Pick up! 立教大学

立教大学では、2019年度の入試から独自の英語試験を廃止し、

英語4技能検定(英検やGTECなど)や共通テストの英語(当時はセンター試験)の

スコアを使用する方式を採用しました。

現在では文学部の特定の日程でのみ、大学独自の英語試験を行っています。

このように外部検定や共通テストを併用する風潮は

大学受験全体に徐々に広がっているので、

英語4技能検定の重要度はますます上がっていると言って良いでしょう。

日東駒専(にっとうこません)

関東私大の準難関校をまとめた大学群です。

含まれているのは以下の4つの大学です。

日本
大学

東洋
大学

駒澤
大学

専修
大学

よくMARCHに次ぐ大学群として語られることが多いです。(次回紹介しますが、実は間に入るような大学群もあります)

非常に多くの学部を持ちキャンパスも幅広い地域にある(よく確認しましょう)日本大学、近年の人気上昇が著しい東洋大学をはじめ、どこも人気の大学です。

Pick up! 東洋大学

近年人気が上昇しており、それに伴い入試の難度も上がりました。

東洋大学は長い時間をかけてキャンパスや学部の増設を続けてきました。

かつては6学部でしたが、現在では13学部あります。

幅広い学びの欲求に対応していると言えるでしょう。

文系科目で受験できる情報系学部である情報連携学部や、

食に関することをバイオテクノロジーから食育まで学べる食品環境科学部などは

それを象徴しています。

他にも......

ここまで、「この大学群を知っておけば、関東の有名大学は押さえられる」という大学群を紹介してきましたが、実は大学群と呼ばれるものはまだまだたくさんあります。

そしてそのたくさんある中には、「そのくくりには本当に意味があるの?」といったものもあります。

単に語呂合わせで作ってみたような大学群もありますし、現在では実情に合わなくなった大学群もあります。

上で紹介した東洋大学は、人気も難度も上がってきたことから最近はSMART(スマート)という新しい大学群に入れられることもあります。内訳は、

S=上智大学(英名Sophia Universityの頭文字)

M=明治大学

A=青山学院大学

R=立教大学

T=東洋大学

となっています。

こうした大学群で難度的に同じくらいの大学をひとまとめで知ることは、第一志望の他に併願校を決める際にも大変便利なのでその点では良いと思うのですが、実際にはこうした言葉遊びから漏れてしまう良い学校もたくさんありますので、あくまで参考程度にしておくのがおすすめです。

自分の行きたい進路をしっかり自分で調べて、教室でチーフと相談して合格をつかみ取りましょう!

おまけ

東京六大学って聞いたことありますか?

これは実は今まで紹介した大学群と違って、東京六大学野球連盟に所属している大学の呼び方です。内訳は、

東京
大学

早稲田
大学

慶應義塾
大学

明治
大学

立教
大学

法政
大学

となっています。こうしてみると国立私立の垣根を超えた名門校で壮観ですね。

<文/開成教育グループ 教育技術研究所 小川真史>