2021/01/25

【大学受験生必見】国公立2次試験直前対策

初めての実施となる大学入学共通テストが終了しました。本日1月25日から2月5日まで国公立大学の出願期間です。共通テストリサーチの結果も返却され、国公立の出願先が決まってきたという人も多いのではないでしょうか。
今回は国公立大学を志望する人に向けて、国公立2次試験対策のポイントを3つお伝えします。

*私立大学志望の人や、一般的な入試直前期の過ごし方については111日配信の「大学受験生に贈る【受験前の過ごし方】」をご参照ください。

 

ポイント① 各科目の目標点を決める

 大学入学共通テストの自己採点結果から受験予定大学での自身の持ち点が判明します。この際、各大学が設定している傾斜に注意しましょう(例えば国語の自己採点が120/200点だったとすると、国語の満点を100点と設定している大学では60点に換算されます)。次に各大学の発表している過去の合格者平均点を調べます。そこから持ち点を引いた差があなたの二次試験でとっておきたい点数となります。それを得意不得意の考慮をしながら各科目に点数を振り分けて、各科目の目標点を設定していきましょう。

今年度の大学入学共通テストは、第1日程平均点を見ると各科目での平均点上下はありつつ文系・理系ともに総合平均点は昨年と同等の数値となっています。ただし、志望状況により各大学・学部のボーダー得点率で上下がありますので、それを考慮して目標点を算出しましょう。また、今年は配点変更や教科変更をしている大学も散見されます。昨年度のデータと比較する際、昨年度と今年度で変更になっているところはないかの確認を必ず行うようにしましょう。変更点が多い場合は、過去データは参考程度にとらえておきましょう。

ポイント② 過去問題を使用して記述式の解答作成訓練を行う

 国公立大学の入試問題は大学入学共通テストや私立大学の入試問題と異なり、記述式の解答が多く見られます。大学入学共通テスト終了後はマーク式解答に慣れてしまっている感覚をリセットするためにも、国公立大学だけでなく、私立大学の過去問題演習を並行して始めましょう。

 記述式問題の中でも特に英語・現代文・小論文・社会論述などの問題は幅広い解答例が考えられ、自身では採点しづらくなっています。これらの解答はできる限り先生に添削してもらうようにするのが理想です。

ポイント③ 今まで取り組んできた問題集の中から記述式の問題に絞って復習を行う

新しい問題を解いていくだけでなく、今まで解いてきた問題集の中で記述問題を中心に復習していくというのもお勧めです。大学入学共通テスト直前では英単語などの知識の総確認やマーク式問題の復習はやりつくしていても、記述式問題の復習まではできていない、という人も多いのではないでしょうか。記述式問題に絞って復習を行うことで効率よく復習をすることができ、さらには、今までこれだけのことをやってきたのだという自信にもつながります。

以上、国公立大学2次対策の計画を立てる参考にしてみてください。

 フリーステップでは共通テスト終了後は、記述の解答チェックを中心に授業を進めていきます。受験生はそれぞれ解答を作成する際の癖があります。過去には英作文で改行したら行の途中でも大文字にしてしまう、という癖をもっている人もいました。小さい間違いですがその1点で合否がかわってきます。自分自身では気づきづらい癖を、合格する答案が作れるように改善・修正していくことを意識して指導しています。また、国公立大学志望者向けのイベント「国公立記述対策勉強会」を実施するなど、万全の体制で2次試験に臨めるようにしています。

<文/開成教育グループ 個別指導部 教育技術研究所>