2023/09/19
【中学生の副教科対策】音痴でも大丈夫?音楽の内申点を上げたい!
とにかくまずは
「授業中にできることは全てしているか」
これが何より大事です。
喋らず授業を聞いているか、発表やグループワークに前向きに取り組んでいるか、プリントは最後まで埋めているか、提出物は抜け漏れなく出しているか、合唱で声を大きく出しているか、授業中の楽器や歌の練習の時間を最大限使って練習しているか。
どうしても音楽は実技教科になるため、喋らず授業を聞いているかだけではなく、声や体を最大限使って表現しているかどうかも大切になってきます。
とはいえ、みんなの前で声を出すのは恥ずかしいという気持ちもすごくわかります。私自身、今でこそ音楽を学んでいますが、中学生のころは人前で歌うのが恥ずかしいという気持ちもありました。
それでももっと頑張りたい。実技試験で少しでも変わる何かが知りたい。そんな方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
定期テスト(筆記テスト)
これは以前、【新中学生】運動音痴でも筆記テストで頑張ればなんとかなるし、苦手なことがあっても別にいいだろうという話【副教科対策】でも紹介された通り、「間違いなく出る!」ものを押さえておくのがまず第一です。
おすすめ勉強方法は、曲の歴史的背景と合わせて勉強すること、作詞者・作曲者や、その曲のモデルになっている風景を写真と一緒に覚えることです。
たとえば、《魔王》を作曲したシューベルトが活躍した「ロマン派時代」は、それまでの貴族向けの音楽から一変、庶民が感情を大きく表現するような音楽が主となります。収入面で音楽家を支えるのが貴族から、お金持ちの庶民に変わって来たからです。
このように背景と合わせて音楽を見てみるとまた視点が変わって、楽しく学ぶことができます。
歌
まず前提として、授業中、合唱の練習でしっかり声を出しておくことが大事です。みんな一緒なら多少音程をとるのが難しくても紛れられるかもしれません。
ですが、歌のテストのように1人ずつ歌わなければならない時もありますよね。そのために必要なのは、とにかく繰り返し聴いて、繰り返し練習すること。練習すれば、自信もついてきます。
音楽の先生にも練習することが大切と言われると思います。もちろん、それも大切ですが、私がそれよりも大切だと思うのは繰り返し聴くこと。
好きなアーティストの新曲を何度も聴いて、気づいたら歌えるようになっていたという経験がありませんか?
これと同じです。メロディーのパートじゃないから難しいという気持ちもとてもわかります。とにかく聴きましょう。繰り返し聴いていれば自然と正しく音程が取れているはずです。
もう1つ、姿勢です。これは、繰り返し聴くことと同じぐらい、もしくはそれ以上に大切なことかもしれません。
嘘だと思うかもしれませんが、姿勢が良くなるだけで何十倍もまっすぐ綺麗な声が出ます。
歌う時の基本の姿勢は、下半身は重く、上半身はリラックスです。足はこぶし1個程度開いて、手は体の横に、肩はストンと落として動かないように、つむじの辺りの髪の毛を上に引っ張られるイメージでまっすぐ立ちます。
あとは、口の中を広くしてみることです。声を出してあくびをしてみてください。それが口の中が広がって、豊かな声が出る状態です。喉が詰まってしまうと、高い音が出したいのにうまく出ないという状態になると思います。習得するためにはこれもまた練習が必要ではあるのですが...あくびが出るぐらいリラックスした状態で歌ってみることも大切です。
リコーダー(楽器)
これも前提として授業中、どれだけきっちり練習しているかが大切で、楽器はとにかくできないところを細かく細かく練習をすることが大切なのですが、歌と同様、やはり姿勢も大切です。
つむじの辺りの髪の毛を上に引っ張られている感覚、指はきちんと穴を塞げているのかを1つずつ確認しましょう。歌と同様、鳴りにくい音がある時は口の中をいつもより広くしてみる意識が大切です。あくびをするようなイメージで。
また持ち方も姿勢のうちです。
物を「つまむ」感じではなく、「つかむ」感じで持ちます。つまむ感じだと、リコーダーを持つ手が不安定になってしまい、音も不安定になります。一方、つかむ感じだと安定して音を鳴らすことができます。
これを見ていただいている時点で意欲は満点!
持っている声も歌声も表現方法も人それぞれです。
この記事を参考に、自分らしく少しずつ頑張って、内心点を上げていきましょう!
<文/開成教育グループ 個別指導部フリステウォーカー講師編集部:隅田佳乃>