2021/08/23
【大学受験】共通テスト数学にはどんな練習が必要?
こんにちは!今回は共通テスト数学に向けた勉強法をお伝えできればと思います。
秋以降の共通テスト数学に向けた勉強は、大きく分けて3つのポイントがあると思っています。
- 制限時間を意識して解く
- 出題形式に慣れる
- 解き直しの徹底と自己分析
1つずつ詳細に見ていきましょう!
1.制限時間を意識して解く
共通テスト数学やセンター数学を解いた時、「時間が足りなかった」「もっと時間があれば解けた!」と多くの受験生が口にするのをよく見かけます。
共通テスト数学の最大の難関はシビアな試験時間です。テンポ良く問題を解き進めないと最後まで終わらないということも珍しくありません。ですから日頃から制限時間を意識して問題を解く練習をすることがとても重要になってきます。私は本番形式で問題を解く際、本来の制限時間より5分程度短くして解くことをオススメします。たとえば20分と試験時間が設定されている問題なら15分で解くようにするのです。本番は緊張しますし、いつもより時間がかかる可能性もあります。そのような事態に備えて、練習のなかで短い時間で問題を解けるようにしておくと、本番では時間に余裕を持って解くことができるはずです。
よって、共通テスト数学の練習をするときは、「問題が解けるかどうか」だけでなく、「制限時間以内で解けるかどうか」という基準で勉強しましょう!
2.出題形式に慣れる
共通テスト数学はマークシート方式の出題形式なので、一般的な問題集や定期テストなどとは違い穴埋め形式です。この方式には少し慣れが必要です。そのためある程度の量を解くようにしましょう。
会話文や文章の穴埋めなど共通テスト固有の問題では、文章を読まなければいけないので、時間がかかって焦ってしまうかもしれません。しかも数学についての文章なので、普段見慣れない文章です。しかし、文章題は決して読み飛ばしてはいけません。普段から「数学についての文章」に慣れるため、教科書を読み、数学についての知識を文章で理解する練習をして読解スピードを上げておきましょう。
また共通テストでは、問題を解くためのステップに沿って出題されることが多いです。いわゆる「誘導」といわれるものですね。ヒントとして考えることもできる一方で、出題者の意図の沿った解法を使って解く必要があるので、自分の考えと違ったときに混乱してしまうこともありますよね。そのため普段から、一つの問題に対して複数の解法を使って解けるように考えてみましょう。解き直しの時、別解が書いてあったらマスターすることも意識してください。
これらを意識したうえで、とにかく慣れてください。私自身は数学が大の苦手だったこともあり、15年分くらいは解いたと思います。最初は解きにくさを感じていましたが、徐々に慣れてくるとスムーズに解けるようになりました。
よく受験生が陥りがちなのが、マークシートを使わずに共通テスト数学に向けて勉強していることです。マークシートを使うと塗りつぶす分時間がかかりますし、答案の番号がずれていた!なんて事件も起こる可能性があります。そのため問題形式に慣れると同様に、マークシートにも慣れておくことが必要です。
3.解き直しの徹底と自己分析
これは数学に限ったことではないと思いますが、受験が近づいてくると共通テスト模試や、本番形式の練習をする機会が多くなってくると思います。そうすると見たくもないような点数が返却されることもあると思います。
そうした時に、いかに解き直しをできるかが成績アップの鍵になります。受験生をみていると模試などが返却された際、「解き直しした?」ときくと、「ちょっとだけした!」「解説は読んだ!」といった声が返ってくることが多いです。模試というのは点数をとることももちろん大事ですが、それ以上に自身の苦手な部分がどこなのか明確化し、修正することが大事です。もちろん解き直しは自分のミスに向き合う作業ではあるので、解き直しが嫌になったり、解き直しが面倒になったりすることもあると思います。しかし、そこをぐっとこらえ自身のミスと向き合い修正を重ねることが成績アップの1番の近道です!
解き直しで、以下のように弱点を分類して、効率的に勉強してくださいね!
【A】問題を解くために必要な知識や解法を知らなかった・使えなかった→基礎練習
【B】制限時間がなければ解けた→(1)解答のスピードアップ(2)共通テスト形式の反復練習
間違えたらとにかく「解答をチェックして終わり!」はNGですよ!自分は、その単元をどのように練習したらよいかを分析して、効率よく復習してくださいね。
フェローから一言!
いかがでしたか。当たり前のことしか言っていない!と思った人もいるかもしれませんね。ただ、数学が得意な人は、当たり前のことをきちんとできている人が多いように思います。共通テスト数学で高得点をとれるように参考にしてもらえればと思います。頑張ってください!
大学受験専門館では、毎月2回の面談を通して計画的な学習をサポートしています。数学の勉強スケジュールなどもアドバイスしているので、困ったらいつでも相談に来てください!
〈文/開成教育グループ 大学受験専門館 茨木教室 勝本虎太朗〉