2025/08/04

【大学受験】英作文を徹底攻略!効率的な勉強法と得点アップのコツ

 受験生の皆さん、日々の勉強お疲れ様です!今回は、英作文について詳しく解説していきます。英作文の勉強方法がわからない受験生、特に国公立大学志望の方は必見ですよ。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

 

INDEX

1.大学受験英作文の概要と種類
2.英作文で求められる力
3.志望校の出題傾向に合わせた対策
4.段階的に進める英作文勉強法
5.得点を伸ばす英作文のコツ
6.大学受験に役立つ英作文参考書・問題集
7.まとめ:英作文対策で合格を引き寄せよう

 

1.大学受験英作文の概要と種類

和文英訳とは何か

 和文英訳とは、大学入試において日本語の文を英語に訳す形式の英作文問題です。単なる直訳ではなく、正確な文法・語法に基づいて英語として自然で論理的な表現にする力が求められます。特に難関大学では、細かな表現の正確さや文全体の自然さまで意識する必要があります。

自由英作文とは何か

 自由英作文とは、与えられたテーマに対し、自分の意見や経験、理由などを文にまとめ、英語で論理的に構成して表現する問題です。基本的な語彙・文法の正確さに加えて、主張の一貫性や説得力、段落構成などの総合的な表現力が求められます。

 

2.英作文で求められる力

語彙力・文法力をどう身につけるか

 まずは中学・高校レベルの基本単語や文法事項を確実に習得し、例文や英文において繰り返し使うことで定着を図りましょう。英作文は、「いかに難しい単語や構文で書けるか」を競う設問ではありません。誤用を避けるためにもシンプルな表現を重視しましょう。

論理的に段落を構成するスキル

 特に自由英作文においては、自分の意見を読み手にわかりやすく伝えることが大切です。主張→根拠(具体例)→結論という構成を基に、各段落の内容に一貫性と流れを持たせながら、論理的に文章を展開するスキルが求められます。

 

3.志望校の出題傾向に合わせた対策

難関国公立大学の英作文出題の特徴

東大や京大など難関国公立大学の英作文では、和文英訳と自由英作文を併せて出題する傾向が強く、語彙・文法の正確な運用に加えて、日本語特有の曖昧な表現を英語として自然かつ論理的に書き換える能力が求められます。自由英作文では抽象的かつ幅広いテーマが頻出し、限られた語数の中で主張・根拠・具体例・結論を簡潔に構成する力、そして英語として無理のない一貫した論理展開ができる表現力が不可欠です。

私立大学(早慶上智・MARCHなど)の英作文出題の特徴

 私立大学(早慶上智・MARCHなど)の英作文は、大学や学部によって形式や難易度に幅があるものの、比較的自由英作文の比重が高いです。語数制限の中で身近なテーマから時事的・抽象的な内容まで幅広い設問に対応しつつ、文法ミスのない自然な英文で、主張・根拠(具体例)・結論を簡潔かつ論理的にまとめる表現力が求められます。

頻出テーマのリサーチと対策法

 頻出テーマのリサーチに関しては、過去問分析や参考書の活用が中心になります。大学・学部ごとによく出題されているテーマを分析し、そのテーマに関する問題をたくさん解いたり、模範解答から使える例文・表現を抜粋して覚えたりするなど、効率的に対策していきましょう。過去問の量が限られていることも多いため、傾向が近い大学の過去問を対策として取り入れることも1つの手段です。

 

4.段階的に進める英作文勉強法

ステップ1:単語・文法基礎固め

 英作文の基礎は語彙と文法です。入試でよく使われる単語や表現、頻出の文法構文を重点的に覚えましょう。この基礎力が固まっていないと、論理的な文章の組み立てができず、表現力も伸びません。単語帳や文法問題集で毎日少しずつ定着させることが英作文学習に向けての第一歩となります。

ステップ2:例文暗記とバリエーション

 単語や文法を学んだら、それらを使用した例文を覚えていきましょう。例文はただ暗記するだけでなく、主語や動詞、修飾語などを入れ替えて自分の言いたいことに応用できるように練習します。

 ここで多くの表現(例文)を覚えておくと、英作文の際に必ず効果が出てきます。いかにわかりやすい表現を使えるかどうかなので難しい例文を覚えなさいということでもありません。書店にも覚えておくべき基本例文集のような参考書もたくさん販売されているので、ぜひチェックしてみてください。

ステップ3:和文英訳の練習方法

 和文英訳には、日本語を見て、それを英語で自然に表現する力を鍛えるトレーニングが必要です。ステップ2で覚えた表現を活用しつつ、日本語の文を見て瞬時に英語に置き換えられるように繰り返し練習しましょう。模範解答を確認し、使えそうな表現はストックしておくことも忘れずに!

ステップ4:自由英作文の書き方を身につける

 自由英作文は、文法や語彙の正確さに加えて、構成や論理展開も非常に重要です。まず、「導入(意見提示)」「理由・根拠」「具体例」「まとめ」の流れを意識して段落を組み立てる練習をします。また、自分の意見に対して根拠を明確に示し、論理的に書くことが求められるため、模範解答を読み込み、その構造や使われている表現を真似ることも効果的です。

ステップ5:模試・過去問の活用と添削を受ける重要性

 実際の試験形式に慣れるために、模試や過去問を積極的に活用しましょう。時間を計って書くことで、試験本番の時間配分も身につきます。さらに、添削を受けて自分の間違いや弱点を具体的に把握し、改善ポイントを明確にすることが重要です。添削者からのフィードバックを参考にして、何度も書き直し練習することで実戦力が飛躍的に向上します。

 フリーステップの授業時に英作文の添削指導も可能となっています。自己採点だけではなく他者評価を必ず入れる形で自分の表現をチェックしていくようにしましょう。

 

5.得点を伸ばす英作文のコツ

シンプルかつ正確な文を書こう

 英作文で高得点を狙うには、難しい単語や構文を無理に使おうとせず、自分が自信のある表現だけを使って正確に意味が伝わる文を書くことが大切です。難解な単語や構文を使用して文法ミスや意味の曖昧さが出るよりも、簡潔で誤りのない文章の方が評価されます。

段落構成と結論のまとめ方

 文章全体の構成を意識することは得点に直結します。導入で主題や意見をはっきり示し、その後に根拠や具体例を段落ごとに分けて説明します。最後に結論で内容を簡潔にまとめて締めくくることで、読み手に強い印象と一貫性を与えられます。段落ごとに役割がはっきりしていると、文章の流れが分かりやすく評価も高いです。

社会問題・日常生活など頻出テーマの対応策

 英作文では、環境問題、教育、健康、テクノロジーなど社会的に関心が高いテーマがよく出ます。これらのテーマについて、自分の意見や理由、例をあらかじめ英語で準備しておくと、試験で初めて見た問題でもスムーズに対応することができます。

表現のバリエーションを増やすポイント

 まったく同じ単語や表現を繰り返してしまうと、低評価に繋がります。同じ意味を伝えるにも、例えば「important」だけでなく「crucial」「essential」「vital」など複数の言い換え表現を覚えることで、文章に豊かさと深みが出ます。また、文の始め方や接続詞のバリエーションを増やすことも大切です。

 

6.大学受験に役立つ英作文参考書・問題集

基礎レベルから中堅大学向けのおすすめ

・『英作文のトレーニング』(Z会)

・『高校英作文 基本300選』(駿台)

・『ユメサク(夢をかなえる英作文)』

MARCH・早慶上智レベルの教材

・『ドラゴン・イングリッシュ英作文100』(竹岡広信)

・『入試必携英作文Write to the Point』(数研)

最難関国公立対策の問題集・参考

・『竹岡広信の英作文が面白いほどかける本』(KADOKAWA)

・『最難関大への英作文 書き方のストラテジー』(桐原書店)

 

7.まとめ:英作文対策で合格を引き寄せよう

 英作文の力を伸ばすためには、まずは基礎固めから始めて、徐々に表現力・構成力・論理力を磨き、志望校のレベルに合わせた演習と添削で実戦力を仕上げていくことが大切です。最初はシンプルな表現からのスタートで構いません。大切なのは、自分の言葉で「伝える」練習を重ねることです。地道な積み重ねが、確実に自信と得点に結びついていきます。英作文は、単なる語学力ではなく「考えを論理的に伝える力」を問うものだと考えてください。だからこそ、正しいステップを踏んで確実に力をつければ、志望大学の合格を引き寄せることが出来るはずです。焦らず一歩ずつ、確実に前進してください。応援しています!

 

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