2023/02/06

【大学受験】英単語帳の効果的な活用法 

みなさん日々の勉強お疲れ様です。大学受験に向け、勉強をはじめている方、部活で忙しくてなかなか手を付けられていないという方、様々でしょう。ここで、一つ質問をします。

みなさんはどうやって勉強していますか?

どうやって勉強しているのか、漠然とした答えしか思い浮かばない人も多いのではないのでしょうか。

いつもなんとなく勉強したり、学校や塾の先生に言われたことだけをやっていたりしていませんか。

明確な目標を立て、自主的に勉強することで、モチベーションも上がるはずです。

今回の記事は、「自主的」をキーワードに英単語帳を最大限活用できる方法を伝えていきます。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

▼index

英語の単語帳ってどんなもの? 

目標を設定してみよう!

目標設定後の具体的な活用方法

私はこう使っていました! 入試アドバイザーの経験談

〇終わりに

英語の単語帳ってどんなもの? 

市販の単語帳について説明していきたいと思います。大学受験で主に使われる単語帳の語数は、2000です。では、2000語だけ覚えればいいの?という意見が出てきそうですが、それは違います。単語帳の種類によって掲載されている単語は異なりますし、受験する大学によって必要とされる単語数も変わります。

【大学受験】英単語帳‗図1‗大学受験の単語帳の役割イメージ.jpg

例えば「ターゲット」なら、上図のように、基礎的で必修の単語を含めて1400語。高校12年生や基本的な語彙に不安がある3年生なら、先に「ターゲット1400」を進めたほうが効果的ですし、中学レベルは問題ないなら「ターゲット1900」を進めたほうが効果的といえますね。

このように、中学校までに習っている基本的な語彙を含める2000語以上覚えなければなりません。

これだけ聞くと気が遠くなるような話ですが、安心してください。様々な単語帳がある中で、市販の単語帳のどの単語帳にも覚えやすい工夫が施されています。

私は受験生の時、2冊の単語帳を併用していました。そのうちの一つは単語の下に、その単語をもじったダジャレが書いてあったため、覚えにくい単語を覚えるのに役に立ちました。また、両方ともその語句の下に似ている意味の単語や、同じ語幹の単語などが表記してあったため、関連付けて覚えることができました。副詞・形容詞など、品詞だけでまとめてあったり、共通テストにでてくる順番で並べてあったり様々です。

このように、単語帳によって構成が異なります。まずは自分に合った単語帳を見つけ、楽しく勉強していきましょう!

目標を設定してみよう!

単語帳を買ったのはいいものの、勉強の仕方がわからなくて困っている人も多いと思います。そんなときに私がおすすめするのは、先ほども述べたように、「自主的」に目標を立て、計画し、実行することです。

単語帳を効率よく勉強していく際に、よく起こりがちなのはだらだらしてしまうことです。なんとなく単語帳を眺めているだけでは何の意味もありません。計画を立て、それをこなして覚えていくことで初めて効率の良い単語の勉強ができます。ここからは、目標の立て方を3つに分けて説明していきます。

長期目標を設定する

みなさんの最終目標は何でしょうか?それは第一志望の大学に合格することだと思います。

自分が行きたい大学に合格するために、「まずはこの単語帳を○○ページまで終わらせる!」などおおまかな目標を立て、大学入試に必要な単語を完璧にしましょう。単語帳によっては、共通テストはここまで、難関私立大学はここまで、などと自分の志望校に対して必要な単語量を提示してくれるものもあります。志望校に必要な単語量を把握し、着実に覚えていきましょう。

中期目標を設定する

長期目標で大学入試までの目標を決めた後は、その大学に合格するために定期的に受ける模試を目標にしましょう。直近の模試までに、たとえば「苦手な動詞を覚え切る」と決めて、集中的に取り組むのも有効でしょう。また、中期目標を明確にしておくことで、長期目標に対して自分が順調なのか、遅れているのかをその都度判断することができ、その度に勉強方法やバランスを見直すなど、軌道修正が可能になります。

短期目標を設定する

最後は短期目標です。日単位でも、週単位でも、1日○○語覚えるという目標を設定することで、課題に取り組みやすくなります。目安がわからない人は、長期・中期目標から逆算して考えてみましょう。

<目標設定の例>

例えば、「ちょうど2か月後の模試までに単語を800語覚える」ことを中期目標にしてみましょう。

1周のみで単語を覚えきることは難しいため、単語帳を3周することにします。

800語を3周するためには、合計で800語 ×3 で2400語をこなすことになります。

これをそれぞれ残りの期間に当てはめると

2400÷2か月 = 1200単語/

1200÷30日 =40単語/

40語 × 7日 =210単語/

となります。みなさんも単語帳を見ながら設定してみましょう!

また、小さな目標をコツコツと重ねていくので、実感は湧きにくいですが、確実にあなたの力になっています。続けていくと、受験直前には、文章の読むスピードでかなり差がつくと思います!頑張りましょう。

目標設定後の具体的な活用方法

目標を決めた後、どのように単語を覚えていくべきか不安だと思います。そんな時に、実行して欲しい2つのことをお話ししたいと思います。

  • 例文で覚える

どんな単語帳でも単語の横や下に例文や、具体例、短いイディオムが書いています。文章として覚えることで、具体的な使い方がわかるため、長文を読んでいても流れで意味がわかりやすくなります。さらに、特徴的な例文で覚えることで単語のみの少ない情報だけではなく文章として関連付けて記憶することができます。

  • 音源を活用する

単語帳に付属しているQRコードを読み込むと使える音源があります。ダウンロードして、繰り返し聴いてみましょう。耳を使ってリズムで単語を覚えることができます。私は実際に使っていた単語帳を音源で覚えていたので、単語の順番まで覚えているページもあるくらいです。これくらい繰り返し聴くことで、頭から離れなくなると思います。さらに、国公立大学を受験する高校生は必須となるリスニング対策にも有効です。意外と見落としがちなリスニング対策を早めのうちから始めておくことで、周りと差をつけることができます。

私はこう使っていました! 入試アドバイザーの経験談

私は単語帳1つを繰り返し何回も解きました。1日に100語やると決めて、わからない単語にチェックをつけて1周、さらに間違えたとこだけを1周と、繰り返しやっていくことで、わからない単語をなくすことができます。また、受験に向けてたくさんの問題を解いていくうちに見つかる意味がわからない単語は必ず索引を使って単語帳で調べていました。そして、チェックをつけることで同じミスをしても気づけるようになります。

私は、単語帳は繰り返すことが大切だと考えています。いつも持ち歩いて隙間時間に取り組むことで、単語と触れる機会を増やし、完璧に覚えていきましょう。

 

〇終わりに

受験をする上で必ず通る道である単語帳。そんな単語帳を少しでも効率よく勉強できるように今回の記事を作成しました。定期テストで出題される単語だけではなく、日頃から単語に触れることで、あなたも単語マスターになれます。隙間時間にコツコツと頑張りましょう。

単語帳を制したものは受験を制す!!

開成教育グループでは単語帳の活用法はもちろん、大学受験に向けた適切な勉強方法やスケジュールをフォローできる体制を整えています。私たち代ゼミサテライン予備校大学受験専門館では、毎月生徒とフェローで一対一の面談を行い、教科ごとの受講・自習プランの設計を行い、志望校に合わせた適切なサポートを行っています。

少しでも受験勉強に対して不安があるや人はもちろん、自分の努力が正しい方向に向かっているか気になっている人は気軽に相談に来てください!

〈文/開成教育グループ 代ゼミサテライン予備校大学受験専門館 西田辺教室フェロー 長野花音〉