2023/02/20

【大学受験】春休み前に要チェック!学年別春休みの過ごし方

高校生のみなさん、こんにちは。

春休みの予定は決まっていますか?

長い春休みを利用して遊びに行く計画を立てている人も多いでしょう。しかし、大学受験を控える高校生にとって、春休みはとても大事な期間になります。今回は受験における春休みの重要性と、春休みの学年別の過ごし方をまとめましたので、気になる方は読んでみてくださいね。

▼index

高校受験と大学受験のスケジュールの違い

新高3生向け:勝負は春休みから始まっている!

新高2生向け:苦手克服や基礎学力向上のために!

学年別春休みの学習方法

ぜひ春休みを有意義に!

高校受験と大学受験のスケジュールの違い

まずはみなさんが経験した高校入試と、大学入試のスケジュールの違いを見ていきましょう。

高校受験(関西)の場合、

時期 入試

1月~2

一般入試・推薦入試(私立高校)

2月

推薦・特色入試(公立高校)

3月

一般入試(公立高校)

大学受験の場合、

時期 入試

9月

指定校推薦型選抜(私立)

10月

総合型選抜(国公立・私立)

11,12月

学校推薦型選抜(私立)

1月

共通テスト

1,2月

一般選抜(私立)

2,3月

一般選抜(国公立)

※細かい入試時期は大学によって異なりますので、一例です。

上記の表からわかる通り、大学受験は受験方法が複雑で、試験の時期も早く、履修範囲も大幅に広がるため高校受験の感覚でいては他の受験生から遅れを取ってしまうことになります。

ここからは学年別のスケジュールや勉強方法について紹介していきます。

新高3生向け:勝負は春休みから始まっている!

先程述べたことから、志望校に合格するためには早期から勉強に取りかかる必要があります。広い受験範囲に対応するためには夏休みだけでは足りません。この春休みは基礎学力の定着や自分の苦手を克服するための重要な期間であり、高校受験を控える中3生の夏休み相当するほど大切な時期ということを皆さんには認識してほしいです!!

また、いざ受験期になって急に長時間勉強するのではなく、春休みのうちから勉強をする習慣をつけることで勉強することが生活の一部として定着し、受験という長期戦を戦い抜く体力が養えます。春休み以後は浪人生も模試に参加し始め、競争相手のレベルも上がります。そういったライバルと戦っていくために春休みのうちに、基礎学力を定着させるための学習を進めておかないと夏休み以降は他の受験生に置き去りにされてしまいます。そうならないためにもこの春休みから受験生としての自覚を持ち勉強に取り組みましょう!

新高2生向け:苦手克服や基礎学力向上のために!

高校1年生で習ったことを理解しきらず、わかった気で進級すると高校2年生の授業内容がよく分からなくなり、勉強が面白くなくなり勉強をやめるという負のスパイラルに陥ってしまいます。そこで、この春休みに1年生で習った内容を演習によりアウトプットし知識の正しい使い方を定着させて理解を深めましょう。そうするメリットとしては高2生で習うことも高1で学んだ知識を使って理解しやすくなることがあるからです。進級したときに挫折しないように、この春休みに苦手や基礎をしっかり学び直しましょう。また、もう習った範囲は完璧という生徒は先取り学習をしてみるのがいいと思います。高2生で習う内容を予習的に自分で学習してみましょう。1回自分で学んで理解できなくても、授業で扱う際の理解度は格段と上昇するでしょう

学年別春休みの学習方法

新高3生の皆さんに向けて:

英語は文理選択や私立・国公立に関わらずほとんどの大学で受験に必要な科目です。今後の模試では文章難易度の高い英語長文に出会うでしょう。そのため、これからは速く正確に読む「精読」を意識してほしいです。精読するためには単語、文法、構文など知識の引き出しの量とそれを迅速に使いこなす処理能力が必要です!この能力を高めるためには実際に長文を読む中で知識をアウトプットしていくことが一番良いと思います。演習を行う際には自分のレベルよりも少し高い英文を扱うことをおすすめします。なぜなら簡単な問題ばかり扱っても刺激が足りないからです!自分に負荷をかけることで読解できる英文のレベルも上がります。なかなか骨が折れると思いますがこの春休みを利用して取り組んでみましょう!

科目 新高3 新高2

英語

これからは模試で出題される問題の難易度も上がってきます。そのため、速く正確に読む「精読」を意識しましょう。精読は単語、文法、構文など知識の引き出しの量とそれを迅速に使いこなす処理能力が必要です!この能力を高めるために、実際に長文を読む中で知識をアウトプットしていきましょう。演習では自分の解けるレベルよりも少し高い英文を扱うことをおすすめします。自分に負荷をかけることで読解できる英文のレベルも上がります。なかなか骨が折れると思いますがこの春休みを利用して取り組んでみましょう!

英語は文理共通して受験に必要な科目です。そのため、この春休みに英語の基礎力を定着させることがおすすめです!英語の文章を読む上では、単語力と文法・構文を把握する力が必要です。この春休みは自分の使っている単語帳で語彙を増やすことや、簡単な文章で文法・構文をしっかり把握し、英文に慣れていきましょう!

国語

現代文は過去の模試などを用いて、根拠のある答案を作成する練習を行いましょう。そして、解答と比較し自分の答案とのズレを見つけましょう。そうすることで、自分の文章を読む癖や何に注意するべきかがわかります。また、古典では演習を通して知識のアウトプットを行いましょう。解くために必要な知識は既に習い終わっています。知識がインプットできている人はアウトプット中心に学習を進めましょう。まだ知識が定着していない人はこの春休みに完璧にインプットしてしまいましょう。

古典の学習を進めることをおすすめします。古典と言う科目は入試を解くために必要な知識を1,2年生のうちに習い終えます。そのため、1年間で習った助動詞の意味や活用、単語をきちんと復習しましょう!

そうすることで、高校2年生からの授業や模試の古文にも対応できるようになってきます。

数学

数学に関して、解答から学ぶということを意識してみてください。自分の作成した答案に足りていなかった知識や知識を使うタイミングが正しかったかなど、自分の答案と解答を比較し自分を分析してみるといいでしょう。また、1つの問題に対して複数のアプローチができないかを考えるのも良いと思います。自分の引き出しを増やしておくことで初見の問題を解くために必要な柔軟な思考力が養えます!

復習を大事にしましょう。高校で習う数学の範囲はとても広いです。進度の速い高校だと、この1年間で数ⅡBの範囲に入ったかもしれません。この春休みでこれまでの内容の理解を深め自力で解ける数学力を身に着けてほしいです。基礎的な数学力があると、高校数学の山場である数にも数ⅠA・数ⅡBの知識が活かせて、数の理解が楽になります!

 

ぜひ春休みを有意義に!

この春休みはどの学年の生徒にとっても自分の苦手を克服したり、各教科の基礎を定着させたり、自分と向き合う大切な時期です。この春休みに勉強を頑張れたという生徒はこれからも継続して勉強に取り組めることでしょう。

新高3生の中には部活動に集中したいという人もいると思いますが、少し受験というものも意識して勉強時間を確保できるようにしましょう。受験まであと1年もあると油断するのは禁物です!今のうちから備えておき、直前期に焦らないためにこの春休みを過ごしましょう。

新高2生はやっと高校生の生活リズムにも慣れてきたところだと思います。この春休みに勉強を生活の一部し、受験を一気に有利に進めましょう。もう復習はできているという人は先取り学習などを行い周りのライバルに一気に差をつけてしまいましょう!

新高1生は受験も終わって遊びたいかと思いますが、学校からの春休み課題をこなすことはもちろん、中学校の時に苦手だった範囲を復習しておくと良いでしょう。高校では最初の定期テストで点数を取れるかが非常に重要になります。高校生活を楽しむためにも、出来る準備をしておきましょう!

開成教育グループ 大学受験専門館では、毎月生徒とフェローで一対一の面談を行い、教科ごとの受講・自習プランの設計を行い、志望校や時期に合わせた適切な勉強が出来るよう、サポートを行っています。

少しでも受験勉強に対して不安があるや人は気軽に相談に来てください!

〈文/開成教育グループ 大学受験専門館 西宮北口教室フェロー 友定舜〉