2023/03/06

【大学受験】文武両道を目指すあなたに! 部活と両立できる勉強計画を立てよう!

受験までの簡単なスケジュールと勉強量

・新高1

 現在は、いわゆる基礎力養成期と言われる段階です。

 しっかりと学校で履修している内容を確実に自分の中に取り入れ、定期テストを目標として、新しく入ってくる知識を積み上げていくことが大切です!

ここで積み上げた知識が、来年の夏休み前に入試への土台作りが完了しているかに関わってきます。特に部活動が忙しい方は、日々の定期テストで高得点を取り続けることを目標に来年の夏まで過ごしていきましょう!

・新高2

 来年から受験学年ということもあり、現在はこれまでに培った基礎力を用いて単元別に入試問題の演習をしながら、全範囲で応用力や実践力を養っていく時期です。

目安として高3の夏までには入試基礎レベル知識のインプットを完了し、夏から本格的に過去問を中心の演習へ、さらには細かい受験問題への時間調整などに入っていきます。

新高1生・新高2生ともに、高3の夏休み前に部活が終わった場合は、学校や塾での授業以外で平均5時間、夏休みは11時間、勉強時間が必要です。

今、部活中である忙しい生活でも最低3時間の勉強時間を確保して、勉強する癖をつけるようにしておきましょう!

効率の良い勉強計画の組み立て

部活動をしていると、何も入っていない受験生と比べてより効率的に勉強計画を立てないと、同じレベルもしくはさらに上のレベルで戦っていくことは出来ません!

そこで、効率の良い勉強計画とは何を意識すれば立てることが出来るのかを考えていきましょう!

ポイントとしては4つあります。

1.1週間単位で計画し、週1復習&調整日を設けよう

1週間単位での計画で1日を柔軟に過ごせるように復習日と何かあった時のために調整日を設定し、1週間単位では計画が崩れないように設定しましょう!

 

2.学習内容を"具体的に"決めよう

内容ごとに問題集はどれを使おう、といったところまで細かく決めておくことが大切!

勉強を始めるときに、何をするか迷うことはNG

「なんでもできる」状態はかえって何から手を付ければ良いかわからなくなってしまいます。

 

3.学習する"量"を明確にしよう

今日は何ページやる、この単元を全部、など明確な学習量も盛り込もう!

量が決まっていなければ終わった後の達成感も生まれません。習慣として勉強を継続するためにも量を設定しましょう。

 

4.必要な学習量と質を両立させよう

確実に吸収しきれる学習量を見極めて、無理のない学習計画を!

「勉強量に余裕を持ちすぎる」、「1日に詰め込みすぎて質が下がってしまう」

こんな場合1の計画に戻って自分に合った計画を組みなおしましょう!

 

ここまで聞いてもあまりピンと来ていない人のために、実際のスケジュール例を用意してみました!

こちらも是非参考にしてみてください。

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勉強時間の使い方:筆者の体験談

ここでは実際に筆者が失敗した時間の使い方をもとに、皆さんが私と同じことにならないようにアドバイスをしていきたいと思います。

当時の私は私立大学の付属高校に所属しており、学年の99%が内部進学をするような高校でした。そして部活動も野球部に所属し、毎日夜8時まで部活動で引退は3年の夏休みという状況でした。この状況に甘えてしまった私は、それまで学校の試験の勉強は頑張っていたつもりでしたが、引退するまでほとんどというほど受験勉強をしていませんでした。また、学校の周りの友達も受験勉強の言葉もしらないような人たちばかりで焦りも全くありませんでした。

全てが手遅れでした。もっと受験しようと早く決断して、気楽だった2年生の夏にはこれまでの履修分くらいだけでも完璧に理解を終えている状態にしていれば、もっと結果は変わっていたのかなと本当に後悔しています。

部活生にとっての高校3年生は、最後の集大成である部活動に注いでしまいます。そこから勉強をしても間に合いそうな気がするかもしれませんが、ほとんどの受験生が部活を引退した後、同じように勉強時間を増やすことになるため、そこから差が縮まることはありません。

1生は2年生の内に焦る、高2生は夏までに追い込む、この気持ちを忘れないでくださいね!

まとめ

部活生には本当に時間がありません。「まだ早すぎるのかな」、「周りから勉強の話は聞こえないしまだいいか」といった考えは全て捨ててください!

今すぐに始めましょう。そして効率よく勉強をして、文武両道を実現してみてください!

開成教育グループ 大学受験専門館では、毎月生徒とフェローで一対一の面談を行い、受講・自習プランの設計を行い、一人ひとりに合った適切な勉強が出来るよう、サポートを行っています。

少しでも受験勉強に対して不安があるや人は気軽に相談に来てください!

 

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〈文/開成教育グループ 大学受験専門館 高槻教室フェロー 加賀山智〉