2023/06/19
【高1生必見】目指せ定期テスト高得点!授業ノートの作り方
高校生の一番の敵といえば、「定期テスト」ですよね。
高校1年生を中心に、「対策の方法が分からない」、「点数が目標点に届かない」という人は、少なくないと思います。今回は、定期テスト攻略のポイントについて説明していきます。ズバリ、ポイントは「授業ノート」です!授業ノートの重要性・またその上手な作成方法について、理解していきましょう。高校1年生、また定期テストで点数が取れない生徒は必見です!
そもそもなぜ定期テストが需要なのか?
授業ノートの説明に入る前に、そもそもなぜ定期テストで高得点を取る必要があるのでしょうか?それは、定期テストの成績が大学入試に大きな影響を与えるからです。
高校の定期テストで出題される範囲は、大学入試の内容に取り組むための土台になります。共通テストの出題範囲の80%は、高1・2生の内容から出題されており、そのため高1・2の定期テストで高得点を取り、内容の理解を深めておくことが志望大学合格のカギになります。また、定期テストで高得点を取るための学習スタイルが確立できていると、大学入試の学習にスムーズに移行することができます。
さらに、「指定校推薦入試」や「公募推薦入試」といった入試方式の利用する場合は、評定が最も重視される要素の一つになります。この評定に直結するのが定期テストであるため、定期テストで高得点を取ることは、大学入試に有利だといえます。
点数アップにつながるノートの取り方のポイント
それではなぜ、「授業ノート」が定期テストの攻略につながるのでしょうか?それは上手な授業ノートは、授業の理解度や定着度を格段に引き上げてくれるからです。定期テストがそれまでに授業を通じて学んだ知識が身についているのかを確認する場である以上、高得点をとれるかどうかは、授業内容の理解度や定着度に左右されます。そのため、授業の理解度・定着度を向上させる授業ノートは、定期テスト攻略につながります。
授業ノートの重要性が理解できたところで、上手なノートの作成方法のポイントについて説明していきます。まず大前提として、「日付」「教材名」「ページ」「問題番号」などの基本情報をノートに入れること、また「色を変えて」重要事項がすぐにわかるノートを作ることを意識しましょう。ペンの色のルールは、黒ペン:本文、訳:鉛筆、重要語句:赤、等自分で事前に決めておくとよいです。定期テスト前に見直したくなるような自分だけの「使える」ノート作りを意識しましょう。
また他には以下のポイントを意識できるとよいです。
- 間違いは赤ペンで直して残す
間違いは消しゴムで消すのではなく、赤ペンで直しましょう。消しゴムで間違えを消してしまうと、ノートを見返した際に、自分ができなかった場所に気づけず復習がやりにくくなります。赤ペンで直しを行い、その際、「この訳が不明確」「公式の理解が不十分」等、間違った原因やその分析を記述することで、その問題に対しての理解度を深めることができます。
- 授業中は板書をきれいに写す✕→説明に集中〇
授業の目的は、板書をとることではなく、授業を「理解」することです。板書をきれい写すことに必死になり、内容理解をおろそかにしないように気を付けましょう。また授業の説明中には、板書にない、解答のコツや重要ポイントがあります。口頭のみの情報を聞き漏らさずメモを取り、後からまとめましょう。また、自分で気づいたポイントも書き込むようにしましょう。
- 重要事項はなぜ重要なのかを知る
重要事項はそこにマーカーを引いて終わりではなく、「なぜ」それが重要なのかを理解する習慣をつけましょう。その重要事項の背景や、使い方などを近くに自分でメモしておくと理解が深まります。
- テストに出題された部分には印
小テストや定期テスト等で一度出題された部分には分かりやすいようにマークを付けます。そうすることで次回テスト前の見直しで目に着けやすくなります。どんどんノートに印の書き込みを行い、自分だけのノートを進化させていきましょう。
- イラストや図の活用
授業中の説明の中で特に大事な部分は、簡単なイラストに表します。覚えるだけの用語に関する図であれば、プリントや資料のコピーの切り貼りを駆使しましょう。
〇終わりに
上記の通り、定期テスト攻略のポイントは「授業ノート」にあります。今回紹介した授業ノート作成のポイントを意識して、上手な授業ノートを作成し、定期テスト高得点を目指してください。応援しています!
〈文/開成教育グループ 大学受験専門館 彦根教室フェロー 北川裕貴〉