2023/12/04
【大学受験】共通テスト直前!!受験の準備・心構え編
共通テストまでもう間もなくとなりました。共通テストのために今まで必死に勉強に励んできた高3生は多いと思います。そこで、今回は共通テストを成功させるための準備や心構えを読者の皆さんにレクチャーしていこうと考えています。
共通テスト直前の対策法
入試直前期である11月以降は共通テスト、一般選抜入試の過去問を本格的に取り組む時期になります。赤本を発刊している教学社の調査では、受験生である高3生、高卒生が行う過去問の演習年数は11月以降から始めて合計7〜11年となっています。よって、入試の1ヶ月前である12月頃からは共通テストの過去問演習は概ね5年分行うことを目標にして学習計画を立てていくことが望ましいです。また、過去問演習を行う際には過去問演習用の専用ノートを作り、大問ごとの得点を記録しておきましょう。そうすることで、自分の得意分野と苦手分野を明確にすることができます。苦手分野・単元は今後の取り組み次第では大きな得点の上昇が期待できるので、粘り強く取り組んでいきましょう。さらには過去問演習で見つかった自分の課題点をまとめることで今後の勉強へどのように活かせるかの振り返りが可能となります。
入試一週間前の準備の仕方
入試まで残り一週間の直前期になると、学習面だけでなく心身の面での準備も必要となります。そのため、皆さんには受験前の心構え5か条を用いながら具体的な準備をお伝えしていきます。
①インプット&アウトプットを徹底する
受験時の緊張に備えて、どんな状況でもインプットした内容をアウトプットできるレベルまで学習内容を定着させていきましょう。
②時間配分など本番の解答戦略を練り上げる
過去問演習などで予行演習を行い、解く際の最適な手順や、解けない問題を諦めて次の問題に望むタイミングを考えておきましょう。
③本番でのトラブル・ミスと対処を想定しておく
今までの模試での経験も踏まえ、試験で起こりうるトラブルや緊張によって起こしがちなミスなどを洗い出し、対処方法を考えた上で本番に望みましょう。
④緊張緩和や集中のスイッチを用意
自分なりの緊張緩和方法を考えて模試や普段の学習時に試し、自分にあった方法を確立させておきましょう。
⑤受験に向けて生活リズムを調整
試験の時刻を想定して朝型の生活に改めるなど、受験仕様の生活リズムに切り替えましょう。入試直前や当日に急に変えてしまうと体調不良の原因にもなります。
受験が近づくにつれて、この5か条を念頭に置きながら生活していきましょう。
当日に焦らないようにするために
入試当日に忘れ物があった場合や、受験会場まで思っていた通りに行くことができない場合焦ってしまうことが想定されます。余計な焦りはパフォーマンスの低下につながるため、しっかりと前日までに準備を済ませておきましょう。具体的には持ち物チェックリストを作り、前日までに必要なものが揃っているか確認をしておくことが大切です。そうすることで、忘れ物をするリスクを減らすことができます。また、試験場への行き方も事前に友達や家族と確認しておき、当日になってわからないことがないようにしておくことも重要です。
受験日の昼食前後の注意点
共通テストの1日目は午後から国語、英語と読解問題の多い教科が続きます。読解問題に取り組む際に眠気は大敵です。そのため、昼食には気を遣う必要があります。自分が何をどれくらいの量食べればベストの状態で試験に望めるかも事前に把握しておきましょう。また、暖房の影響で眠くなることも考えられます。室温が原因で眠くなりそうな場合は早めに試験官に空調の調整を申し出ましょう。
2日目の午後には、文系受験者は数学、理系受験者は数学と理科を受験します。数学や理科では毎年、解答科目を間違える人が多いです。休憩の間に自分の解答する科目を再度確認しておき、解答し始める前には一呼吸おいてから問題に目を通すことをおすすめします。
〈文/開成教育グループ 大学受験専門館 西宮北口教室フェロー 友定舜〉