2024/04/01

【大学受験】模試の振り返りをマスターして差をつけよう!

いよいよ新学年が始まりましたね。この1年間、模試を受ける機会があると思います。特に受験生のみなさんは、たくさんの模試を受けなければなりません。模試を受けることで受験生の中で自分が『今どのくらいの位置にいるのか』、志望校合格のためにはあと『何点必要なのかを知ること』ができます。しかし、模試を受けるだけでは自分の成長にはつながりません。模試を受けたあとに、どう行動するかで成績は大きく変わってきます。

今日は、模試を受けた後の復習の仕方について詳しくお話をしていきます。受験生はもちろんですが、高1生、高2生の皆さんにも役に立つ内容ですので是非読んでみてください。

〇まずはすぐに自己採点をしよう!

模試を受けた後は、問題冊子と解答冊子が配布される場合がほとんどかと思います。その日のうちに自己採点をするようにしましょう!

模試では、得意だと思っていた分野でミスをすることもよくあります。改めて自分の苦手な分野を発見するいい機会です。模試を受けた直後の記憶が鮮明な間に採点をしておくことで、どの問題を間違えて、どの問題を正解したかを自覚しやすくなります。「できたと思っていたのにできなかった」という問題や「勘が当たって正解だった」という問題を見つけ、これからの勉強につなげられるようにしましょう。

共通テストでは、自分の自己採点を基に受験校を決定していきます。そのため、普段から自己採点をする習慣をつけておくことで自己採点の精度を上げていくようにしましょう。

そのためには、試験中に自分の解答を問題冊子に記入をしておく必要があります。最初は時間が足りないかもしれませんが、共通テストに向けての練習です。

〇問題を解きなおそう

まずは、間違えた問題を解きなおしましょう。成績表が返ってくるのを待ってからだと模試の受験からかなり時間が空いてしまい、受験時の記憶が曖昧になってしまいます。そもそもわからなかった問題なのか、計算ミスをしてしまったのかなど、記憶が鮮明なうちに解きなおしをしましょう。

基本的には間違えた問題だけで構いません。自己採点後1週間の間に終わらせることがおすすめです。この時、解説を読む前に間違えた問題をすべて自力で解きなおし、もう一度答え合わせをしてみます。

解説を読む前の解きなおしで正解できた問題は、「本来なら正解できた問題」です。そのような問題を間違えてしまった原因を分析し、どのように改善すればよいかを考えることで、確実に点数は上がっていきます!

〇次の模試に向けて目標と計画を立てよう

解きなおしや、分析を基に次の模試での目標を決めましょう。

点数はもちろんですが、「この単元は間違えない」「簡単な問題から解く」など具体的な内容や解き方についても決めると次の模試までにすることが明確になってきます。

模試では毎回、自分なりの目標を立てて受験するようにしましょう。時間配分や、問題を解く順番などを練習することができる貴重な機会です。練習を繰り返せばだんだんと安定して実力を発揮できるようになります。

〇さいごに

このように、模試では結果ももちろん大事ですが、もっと大事なのは模試を通して実力を挙げていくことです。模試は志望校合格への通過点にしかすぎません。課題発見→対策→課題克服のサイクルを意識して、周りの受験生と差をつけていきましょう!

〈文/開成教育グループ 大学受験専門館 豊中教室 山口夏希〉