2022/05/09

【大学受験】理想の「模試復習サイクル」で成績UPを目指そう!

大学受験において模試が非常に重要であることは耳にタコができるほど学校やwebサイトで見聞きしているのではないでしょうか。
本コラムでは、模試復習にスポットを当て、模試の有効的な復習方法を「模試復習サイクル」と銘打って紹介します。是非参考にしてみてください。
また、模試の受ける際の注意点模試成績表の活用法は別記事がありますので読んでおくことをお勧めします。

【1】目標点とのギャップを確認する。

 受験直後に自己採点を行いましょう。そして自分の得点と目標点とのギャップを確認しましょう。もし、目標点よりも点数が低かった場合はギャップがなぜ生まれたのかを考えてみましょう。この際注意すべきポイントは「正解すべきだった問題を見極める」ことです。なぜなら、目標点が100点でない限り全問解答する必要がないからです。例えば数学の目標点が80点で、実際の点数が70点だった場合、あと10点どこの問題から取るべきだったのかを考え、その復習は徹底的に行いましょう。また、現状のレベルで難しい(落としても仕方ない問題)は復習を優先度が下がると思います。このように目標点とのギャップから正解すべき問題を見極めることで適切な復習機会になります。

【2】現状の課題を見つけよう

 解けなかった問題の解きなおしを行い、現状の課題を見つけましょう。そうすることで、それ以降の学習の方針が立てやすくなります。また、具体的によくある課題を3つ紹介します。多くの場合はこのどれかに当てはまると思います。

①基礎知識を覚えていない(解説で知らないことが多い)

→教科書や参考書の該当箇所を見直し、知識の定着を目指しましょう。

②基礎知識はあるが、問題が解けない(解説で知らないことはないが自力では解けない)

→模試レベルより少し基礎的なレベルの問題集にトライし、アウトプットの練習をしましょう。

③時間が足りない(時間を測らなければ、正解できる)

→模試と類似形式の過去問を解き、問題に慣れましょう。
 スピードアップや合理的な解法については学校の先生や塾の先生に質問しましょう。

【3】学習状況を見直そう

 【2】で現状の課題を見つけられたなら、学習状況を見直し、何が不足しているのかを考えましょう。例えば直近の1ヶ月の学習内容が問題演習のようなアウトプット中心であったが、基礎知識の漏れが浮き彫りになったなら、本当にすべきだった学習は教科書や参考書を用いたインプット中心の学習ということになりますよね。これにより今の自分に本当に必要な重点課題が見つかります。

【4】次回模試までの計画を立てよう

 【3】で見つかった重点課題から実際の学習計画を立てましょう。成績が想定通りに伸びていない=目標点に達していない場合は前回模試からの学習計画に問題があったと考えられます。今回の模試で得た「気づき」を大切にし、学習計画を修正していくといいでしょう。


1人で学習計画を立てることに不安を感じたら

言うなれば、模試は受験生活における立て札です。どれだけ努力をしたとしても進むべき方向を間違えていると、遠回りになったり・ゴールにたどり着かない可能性があります。したがって模試を用いて学習計画の軌道修正を上手くしていくことが志望校合格には必須となります。当塾では、月に複数回個人面談を行うことで学習状況の確認を密に行っております。さらに、模試の結果分析のサポートをし、学習計画のサポートも行っております。また、生徒の学習状況に応じた適切な授業も幅広く準備しております。もし、1人で学習計画を立てることが不安に感じられる場合はお気軽に最寄りの代ゼミサテライン予備校にお立ち寄りください。

<文/開成教育グループ 代ゼミサテライン予備校大学受験専門館 板宿教室 山岡勢波>