2022/12/12

【大学受験】共通テストで勝ち切るために最後にしておきたいこと

皆さんこんにちは。いよいよ共通テストが近づいてきましたね。

受験生の中でも「もうすべてやり切った!これ以上やれることはない!」と考えている人は少ないと思います。むしろ「あーあの時勉強しておけばよかった」と後悔している人が多いはずです。

今回は共通テストを受験する直前の対策や確認事項についてお話していきます。

共通テストを受験する高3生はもちろん、高1高2の皆さんにも参考になると思います。
ぜひご一読ください!

▼index

共通テスト直前は何をすればいいの?

共通テスト直前にしてはいけないことは?

冬期講習とは?

「受験生時代」の冬期講習体験記

終わりに

また、下記の記事では昨年の共通テストの振返りや過去問を用いた勉強サイクルについてまとめていますので、こちらも気になる方はご一読ください。▽

【高校生対象】共通テスト直前対策

 

共通テスト直前は何をすればいいの?

共通テストが直前に近づいてきて焦っている人も多いのではないでしょうか。今回は直前期にしておくべきことをまとめていますので、参考にしてください。

①本番のリハーサルを行う!

時間配分をチェック、問題用紙の使い方、マークシート、共通テストは毎年出題形式が同じです。例えば、国語なら問1は評論、問2は小説、問3は古文、問4は漢文です。全科目の時間配分を試験前に再度確認しておきましょう。大問ごとの時間配分を決めておくことで設定したペースから遅れている場合はすぐに気づくことができます。試験終了間際に時間がなくて焦ることが減るため、ケアレスミスを防ぐことができます。

また、過去問は「自分の快適な環境」で解かずに、本番と同じ環境を準備してみましょう。数学では自宅と違って計算用紙が無制限にあるわけではありません。問題用紙の余白を使って計算するため、限られたスペースで計算し、検算しやすい余白の使い方をリハーサルしましょう。また、当然ですが、マークシートをマークする時間を含めた制限時間です。演習時はマークシートを用意して、どのタイミングでマークするか、自分なりのルーティンを決めて練習すると本番で焦ることが減りますよ!

②暗記科目の最後の詰め

英単語、イディオム、古文単語や助動詞などの文法をもう一度おさらいしてみましょう。地歴公民や理科系の科目はまだまだ覚えることがたくさんあると思います。さらに、数学や物理のような計算中心の科目でも知識が必要な問題は少なからず出題されます。覚えていないことが見つかると自信を無くしてしまうかもしれません。しかし、自分が擦り切れるほど使ってきた単語帳やノートを見返すことで自分が今まで頑張ってきたことを再確認できます。本番への自信につなげましょう。

③自信のない箇所を整理しておく

本番前に自分が苦手な箇所や自身のない箇所を整理して覚えておくと、共通テスト直前に見直すことができます。さらに、共通テストは休み時間が長いので、試験前の休み時間にどの分野を最終確認すれば良いか、決めておくことが出来ます。

直前にできなかった問題があると不安になりますが、そこを整理して「試験本番に直前に見直す箇所」としてまとめておくだけでも、「直前にこれを見直せば大丈夫!」と不安な気持ちが解消できます。

④実践的な演習を積む

共通テストは理系科目を含め全体的に文章量が多いです。

長い文章から必要な要素だけ抜き出す力、判断する力を身に着けるためにも繰り返しの演習は必須です。過去問を解いていて、時間が足りなくなってしまった人も多いのではないでしょうか。何回も同じ形式の問題を解き、適切なペース配分や解答順序を作っていくことが重要です。

また、過去問ばかりにこだわらずに「予想問題」を使って対策を行うこともおすすめです。過去問は傾向対策としては最高ですが、直近の問題と同じ出題があるとは考えにくく、市販の予想問題を使って演習すれば的中の可能性もありますね。

形式別の演習や直前対策を行うためには、「予備校」の授業や予想問題を利用すると、より効果的です。

 

共通テスト直前にしてはいけないことは?

逆に、入試直前に避けるべきことを見て、注意しておきましょう。

①徹夜で勉強は絶対NG(朝型生活にチェンジ!)

定期テスト前に、もしかしたら徹夜したという人もいるのではないでしょうか?夜型の人も、入試直前期だけは「朝型」の生活スタイルにしましょう。生活リズムを変えると、どうしても体調に影響がある可能性もあります。受験直前期には何よりも体調管理が重要です。「朝型」の生活スタイルに体を慣らしておくことが重要です。

②パジャマで自宅勉強はNG(自習室へ行こう!)

現役生の受験生は冬休み、自宅に籠ってひたすら勉強するチャンス。顔を洗ったり着替えたりする時間ももったいない...。という気持ちはわかりますが、実は着ている服によって、脳の作業効率が変わるという研究があります。パジャマやルームウェアは、リラックスの象徴。楽なのはもちろんなのですが、少なくとも着替えて勉強をしたほうが、集中力が持続しやすいといえます。また、自宅よりも自習室や学校のような人目のあるところのほうが緊張感をもって勉強しやすくなります。冬休みも、できる限り自習室に通っていつも通りの生活サイクルを維持しましょう!

 

冬期講習とは?

冬期講習は1年間の授業が一通り終わった後に実施される授業です。大きく分けると冬期講習の役割は2つだと考えています。

①傾向と対策=今までの総復習となる総合演習や予想問題

・受験本番までの学習指針を明確に、得意分野を伸ばして得点源を確保

・合否を左右する頻出分野の攻略法弱点分野の克服と安定した得点力

・本番に準じた予行演習・予想問題

②総整理・総復習=今までの知識を効率的に整理して本番につながる再インプット

・合否を決める最後のポイント学習

・入試必出分野の総まとめ

・傾向に応じた直前の頻出事項の整理

冬期講習は短期間で効率よく①傾向と対策、②総整理をすることができる点でおすすめです。

 

「受験生時代」の冬期講習体験記

私は今は「塾の学習アドバイザー」の立場ですが、私自身が受験生だった時、冬期講習会で日本史と化学基礎、生物基礎を受講していました。今まで受講してきたのは、インプットがメインでしたが、ここでは演習を中心に学習しました。私はメンタルが弱く、受験が近づくにつれて不安な気持ちが大きくなっていました。しかし、この講座を受けることで、受験に出やすいところや受験生が苦手なところをピックアップして教えてくださるので不安を解消することができました。この講座を受講して、復習し、授業内に行ったことを完璧にするだけでもだいぶ成績は変わってくると思います。

「速習講座」の冬期直前講習会については、今すぐにでも申込&受講を開始することができます。

冬期講習会は大きく分けてⅠ期(12)とⅡ期(1)の二部構成になっています。Ⅰ期は①傾向と対策が中心で、学んだ知識・解法の総復習を行うのに適しています。Ⅱ期は直前テスト(予想問題)や得点直結分野の総整理、総まとめが中心です。自分に適しているものを選べるように課題を振り返っておくといいですね。

 

終わりに

長かった受験生生活も佳境を迎えました。今までたくさんつらいこともあったと思います。

私たちフェローは受験生の皆さんのことを全力で応援しています。

合格に向けてラストスパートです。このまま最後まで走り抜けましょう!

 

 

〈文/開成教育グループ 大学受験専門館 西田辺教室フェロー 長野花音〉