2024/05/20
【大学受験】どう勉強すればいい?英語勉強スケジュール
大学受験に向けて勉強を頑張っているみなさん、お疲れ様です。
今回の記事は英語の勉強スケジュールについて扱います。受験科目の中でも文理問わず重要になってくる科目ですので、特に「受験学年になったけれどどう勉強したらいいかいまいち分からない」という受験生の皆さんは参考にしてみてください。
時期別の勉強ポイント
ここでは時期別で押さえておきたい勉強ポイントを1学期・夏休み・2学期の3つに分けて紹介していきます。
まずは1学期、この時期は基礎的な英単語の暗記・単元別の文法復習や精読(英文解釈)を行い、長文読解に向けての基礎(語彙力・文法力)を養っていきましょう。受験英語の学力を分解すると大きく語彙力・文法力・読解力に分けられるのですが、英単語の高い定着率は本番に近づくにつれ最も効率の良さに直結します。逆に言えば、長文読解を本格的に始める時期に英単語の意味が定着していないと解ける問題が解けないのはもちろん、なによりも不安につながってしまいます。数か月後の自分の不安の種を一つでも減らせるよう、まずは英単語の暗記を大切にしましょう!同様にこれまで習ってきた文法の復習やイディオムの使用例の確認は長文読解の際の推測力にも影響してくる部分ですので、今のうちからこれらを意識していきましょう。
次に夏休みです。とは言え、受験生の夏休みは休みではないですが...。この時期になると過去問演習も受験勉強のスケジュールに入ってくると思いますが、1学期から続けてきた単語暗記を完成させるとともにランダム形式の問題演習・精読の復習をすることで長文読解に必要な実戦力(語彙力・文法力の総復習に+αで求められる読解力)の底上げがポイントになってきます。単語は1対1対応ではなく全体的なイメージを持って少なくとも見出し語は全て暗記しておきましょう。基礎英単語・基礎英文法の定着の目安としては共通テストレベルの文法・語法問題を安定して9割取れるようになること、また基礎読解力の定着の目安は共通テストレベルの長文、特に内容一致問題を安定して6割取れるようになることです。
そして2学期に入ってくるタイミングでは、長文の読み方(読解力)・形式別の問題の解き方の確認・時間配分の対策をしていきましょう。2学期で完成させた単語力は落とさないように復習を心掛けつつ、志望校の過去問のクセに合わせて文法・語法・和訳の学力を伸ばしていくことがなによりもの受験対策になっていきます。また、模試を重ねることで時間配分のバランスが何となくつかめてくると思います。「焦らずに解けば間違えなかった」を無くせるようにどの程度の文量であれば何分で解けるのか、把握するためにも時間を計って演習しましょう!
受験アドバイザーから一言
これまで英語の勉強スケジュールについて書かせてもらいました。英語の成績を伸ばすには少し時間がかかるので、入試当日から逆算しながらスケジュールを立てていきましょう。英語は受験勉強だけでなく、大学生になってもそして社会人になっても必要なので、今から地道に勉強し、身に付けておくといいですね!
〈文/開成教育グループ 大学受験専門館 西宮北口教室 河瀬愛依・鈴置真歩〉